SPECIAL

銭湯を一緒に盛り上げていく共同企画や
ちょっとリッチな記事はこちら!

SCROLL

MENU
BACK

音楽と銭湯は相容れない?! カクバリズム所属「片想い」片岡シンインタビューへのアンサーコラム

ゆざめレーベルの「ゆざめない銭湯音楽」 -御谷湯編-

201509_yuzame

みなさん本日のお湯かげん、いかがですか? 音楽に限らず”ものづくり”をテーマに活動を行う、ゆざめレーベルです。ゆざめレーベルの「ゆざめない銭湯音楽」では銭湯と音楽を掛け合わせることで、それぞれの新しい楽しみ方を模索する月1コラムとなっています。
先月8月はお休みしてしまい、申し訳ありません! コラムはお休みしてしまいましたが、ゆざめレーベルでインタビューさせていただいた、カクバリズム所属「片想い」の片岡シンさんのインタビュー特集、ご覧いただけましたでしょうか? 今回のコラムは御谷湯三代目でもある片岡シンさんのインタビューを掘り下げてみたいと思います。

〜まずはこちらの関連記事をご覧ください〜
カクバリズム所属「片想い」片岡シンに聞く、音楽と銭湯経営論
【御谷湯】葛飾北斎ゆかりの墨田区に見た、福祉型銭湯
【墨田区】スカイツリーを望みながら湯に浸かろう!福祉事業を兼ねる御谷湯【PART.1】
【墨田区】スカイツリーを望みながら湯に浸かろう!福祉事業を兼ねる御谷湯【PART.2】

▲▽音楽と銭湯は交わらない!? 片岡シンさんのインタビューで感じたこと▽▲

kataoka_08

はじめに、音楽活動と銭湯経営とハイブリットな側面を持ち合わせる片岡シンさんでも「音楽を銭湯に有効活用できていない」と感じていることが、とても印象的でした。本コラムも”銭湯と音楽を掛け合わせることで、それぞれの新しい楽しみ方を模索する”というコンセプトとなので、大変興味深いお話でした。

では、そもそもなぜ音楽と銭湯は相容れないのでしょうか? それぞれの面を掘り下げ、このことについて考えてみたいと思います。

まず銭湯というものはこれまで、お風呂は銭湯で入るものといった具合に、生活に寄り添う”日常的”なものとして昔からその地域のコミュニティの場として存在してきました。しかし音楽は、普段の通勤や通学などで聴いている”日常的”な音楽も存在する一方、ストレス発散の為にライブに行ったり、普段の生活からかけ離れたフェスへ参加して楽しんだりと、イベントとして音楽を体感するリスナーも多く存在しています。そういった面からも、音楽は”非日常的”なものとして存在する場面が多く、たくさんの人の楽しさを共有する為のコンテンツとして役割を担っているのがわかります。

そんなことからも、”非日常”を味わうことのできる音楽で興味を持ってもらい、銭湯を”日常的”なものにするのは、確かに難しいように思えます。片岡さんも、どちらに対しても思い入れがあり、それぞれの課題を上手く解決できないかと考えているものの、そのジレンマが伝わってくるインタビューでした。

▲▽これからの銭湯の在り方。銭湯をシェアする時代。▽▲

現在ではお風呂やシャワーが家にある為、片岡さんがインタビューの中でも語られているように「自分のためのエンターテイメント」といった面や、リフレッシュなどを目的とした”非日常”な感覚で銭湯に入りにくる若い人も多くなっていることも見受けられます。こういった”非日常的”な娯楽に特化した銭湯が「スーパー銭湯」になるのかとは思いますが、「銭湯」が「銭湯」としてこれからも続いていくには、今後どのような在り方なのでしょう?

東京銭湯の活動を通じて気づいたこととしては、「若い人でも銭湯好きって意外にめっちゃいるじゃん!」ということです。「銭湯」というキーワードだけで、東京銭湯の編集部には何十人ものスタッフが集まり、銭湯を話題にして居酒屋談義は何時間も盛り上がって、銭湯のネタでニュースや記事もたくさん更新されています。また、女性の方でも銭湯に行く人は多く、それらを共有する文化が今まではなかったかのように思えます(日常的なものなので、誰かに共有する必要もなかったのではないかと考えられます)。友達と銭湯に行くことも楽しいのですが、銭湯に行ったり、興味を持っていたりすることをシェアできるような仕組みが、今後大事になってくるのではないでしょうか。

そして、銭湯としても、そういった銭湯ニュージェネレーション(?)の若い人たちも受け入れてくれると、また新しい可能性が広がるのではないかと感じています。音楽のように、”日常的”な銭湯としての在り方と、”非日常的”な銭湯の在り方が当たり前のように受け入れられれば、きっと新しい発見があると思います。

ちなみに御谷湯では日替わりで生薬、生ハーブ、アロエ、米ぬか&オリーブ、牛乳、森林浴、薬草といったお風呂が楽しめます! 日常の中に遊び心があって素敵! 過去にはワイン風呂なんてのもあったとか!

▲▽きっかけづくりとしての東京銭湯▽▲

今回は真面目にコラムを書いてみましたが、いかがだったですか? 東京銭湯では、新しい掛け算によって自分の好きなものを他の人に見つけてもらうきっかけや、インターネットを使って、誰かに「こんな銭湯あるよ!」っておすすめしたくなるような、そんな情報を発信していければと思います。

僕ら「ゆざめレーベル」も、”ものづくり”をテーマに音楽を中心として色々な興味の交差点のような役割を担っていければと思います! そんなゆざめレーベル、先日9/26に新しい音源をリリースさせていただきました。今回はその中から関連する3曲を選んでお別れしたいと思います!


▼Label:ゆざめレーベル – yuzame label –
▼Artist:rekanan
▼Music:REFLECTION feat. アンテナガール(Original Mix)


▼Label:ゆざめレーベル – yuzame label –
▼Artist:Batsu
▼Music:しゃぼんだますとーりー feat. 一二花


▼Artist:Yunomi
▼Music:サ・ク・ラ・サ・ク (Sakura Saku)

それではみなさん、ゆざめることの無いよう、素敵な銭湯ライフを楽しんでくださいね!

201507_yuzame02

AUTHOR

ゆざめレーベル - yuzame label -
TOKYO SENTO GOODS 銭湯・サウナグッズはこちら

RECOMMEND

TOKYO SENTO GOODS 銭湯・サウナグッズはこちら

ARCHIVE

RANKING

PAGE TOP