こんにちは。バスクリン銭湯部の山名潤一です。
昨年、大田区「重の湯」篇に初登場して以来、バスクリン銭湯部で活動しながら日本のお風呂文化を盛り上げています。
3児のパパなので、子供を連れて家族でお風呂にいくこともしばしば。
さて、今回はそんな私、山名家のリピート銭湯でもある、千駄木の“美しすぎる和モダン銭湯”「ふくの湯」をご紹介させていただきます。
リピートのきっかけはバスクリン銭湯部メンバーでの銭湯めぐりでした。
某日、平日17時45分に市ヶ谷の本社オフィスを定時上がりして、会社の銭湯部メンバーで楽しみにしていた「ふくの湯」へ。東京メトロ南北線「市ヶ谷駅」から「本駒込駅」へは乗り換えなしで電車で約10分! 会社の近くに意外とあるんですよ、銭湯って。
静かな住宅街を歩くこと5分。車通りも少ないので、子供連れにも安心です。
本駒込駅を降りて、都道458号線(白山小台線)を田端駅方面にまっすぐ5分歩くと、モダンな木のつくりの外観の「ふくの湯」が登場。期待に胸を躍らせます! 早く入りたい!
温もりある間接照明が“美しすぎる”「ふくの湯」。
開業は古く、昭和47年。長く地元の方々に愛されてきた銭湯です。
平成23年のリニューアル改装後は、土日のお昼の時間帯には、若いお父さん&子供のお客様、夜の時間帯には、カップルや女性のお客様が増えたそう。
ベテランの方にも、子供にも、女性にも。広い世代にやさしい銭湯ですね。
ちなみに、朝はこんな感じ。
階段横にはイス型の簡易エレベーターも設置してあり、上り下りがたいへんな方にもやさしいつくりになっています。こういう工夫からも「温もり」が伝わってきますよね~。
土曜日、日曜日「朝湯」の文字が!
土日祝祭日は、午前8時(平日は11時)から営業しています。私は毎日、朝・夜2回湯船に浸かりますので(バスクリンの社員なのでお風呂大好き(笑))これは嬉しい! 特に朝風呂はベテランの方に人気なんだとか。
前置きはさておき、そろそろ中へ・・・こんばんは~
階段を上り、入口を入ると眼前にドーンと「受付」。
こちらは、「ふくの湯」店主の村西さん。「『自分のカラダにご苦労様』とお風呂に入ってくれたら嬉しいです」とさっそくあったかい言葉をいただきました。ちなみに、「ふくの湯」では弁財天の湯(週替り薬湯)と大黒天の湯(人工ラドン温泉)が男女1週間ごとに入れ替ります。
〈本日の男性サイド〉 弁財天の湯(週替り薬湯)
〈本日の女性サイド〉 大黒天の湯(人工ラドン温泉)
さあお風呂に入ろうと、受付で料金をお支払いしようと思ったところ…
まわれ右!
あ、券売機がありました。
会社帰りにもありがたい「手ぶらセット」やアメニティ関係がとっても充実。
我々のような「会社帰りの銭湯」にもこれはありがたい。初めての方にも非常に分かりやすく、それぞれ必要なものが一覧になっており、価格も明瞭でやさしいつくりになっています。大人460円の券を購入し、いざ「弁財天の湯」に入湯。
美しすぎる富士に、洗い場も斬新な作り、中央に洗い場があるのも新鮮です。
シャンプー、ボディソープも常設してあり、ここの銭湯は一味違います。また、「弁財天の湯」は週替り薬湯ということで今回は「玉露・カテキン」でした。
「弁財天の湯」にはもうひとつ湯船があります。
それは五右衛門風呂のような一人用の桶風呂。こちらは深さがあるので、お風呂の三大効果である浮力作用をより感じられます。銭湯部メンバー全員交代で入りました(笑)
ちなみに、「バスクリン」ブランドからは、「大人のバスクリン 茶香炉から立つ玉露の香り」を数量限定で発売中です。玉露の香りで純・日本を感じるお風呂を自宅でもご堪能いただけます。
こちらは本日女性サイド。赤富士のペンキ絵が美しい「大黒天の湯」(人工ラドン温泉)。
店主の村西さん曰く、「富士のペンキ絵と浴槽の位置を調整し、富士山の麓で温泉に入っているような開放感をお客様に感じていただきたい」とのこだわりよう。「ラジウム泉」は「吸う温泉」とも言われていて、呼吸することで免疫効果を上げたり、良く温まるとも言われているそうです。
ちなみに弁財天の湯と大黒天の湯の中央にある、美しい木製の壁。
こちらは、家の襖(ふすま)をイメージしてつくられました。「家でゆっくりくつろいでもらいたい」そんな店主のおもてなしの心であふれています。
「昔は畑に大きな穴を掘って、そこに煙突の基礎をつくり、風呂屋ができた。風呂屋ができると隣に中華料理屋ができ、靴屋ができ、そこが町になっていった」と懐かしむ村西さん。和モダンなテイストの中に、どこかやさしさを感じるひとときでした。
この日は、45分ほど入湯させていただきました。とーっても気持ちよかったです。ちなみに脱衣所には「ドライヤー」や「綿棒」が無料で使用できます。これも嬉しいですね。
お風呂上がりの飲み物も充実。僕も牛乳を飲ませていただきました!
余談ですが、銭湯で牛乳を飲む習慣が根付いたのは、乳業会社が牛乳用のショーケースを開発し、銭湯にも販路を広げたことがきっかけだとか。こうして、腰に手を当てて、牛乳瓶をごくごく飲み干す光景が生まれていったのですね。
お風呂の後は、恒例のバスクリン銭湯部打ち上げ。
この日は、本社メンバー、つくば研究所メンバー、そして取締役まで、様々な部署・年代から8名が参加。「やっぱりお風呂っていいよね」とお風呂談義で盛り上がり、結束が深まりました。銭湯部は、うちの会社らしい、コミュニケーションの場になっています。
ちなみに私、この日の訪問以降、「ふくの湯」のリピーターになりました。
妻と3人の子供も気に入ってくれて、週末になると「ふくの湯」行こうーという会話になります。やはり「きれい」「やさしい」ということがポイントだと思います。
子供が成長して大人になった時、「親子でお風呂に行った楽しい思い出」や「自分の子供も連れて行こうと思う銭湯」がこれからたくさんできると良いです。「ふくの湯」はまさにこれに当てはまると思います。“浴育”ですね。
千駄木の「ふくの湯」、ぜひ一度行ってみてください。
きっとリピーターになること間違いなしです。
(あとがき)
今回バスクリン銭湯部の銭湯めぐりに共感して取材同行についてきてくれた、フューチャーアーキテクト社のお風呂好き社員さんたち。今後は様々な会社で、銭湯部が広まっていく予感?
バスクリン銭湯部 山名 潤一
sento@bathclin.co.jp
㈱バスクリンの公認部活動として、2015年4月に設立いたしました。
WEBSITEX湯船につかる国、ニッポンの文化である“FURO”の魅力をお伝えします。
(お問合せ先:sento@bathclin.co.jp)