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東京に銭湯は600軒以上あり、あなたの街にもあります。
知らない銭湯。行ったことがない銭湯。行ってみたい銭湯。
そんな銭湯を、銭湯好きの記者達が実際に取材し紹介していきます。

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【北区 / 板橋駅】改装しても番台!レトロ銭湯ここにあり!「テルマエ・ロマエ」の撮影銭湯「稲荷湯」【PART.1】

〒114-0023 東京都北区滝野川6-27-14

ついに来ちゃいました…北区の滝野川にある「稲荷湯」…!銭湯好きであれば誰もが知っている銭湯です!
タイトルにあるように 映画「テルマエ・ロマエ」のロケ地として有名ですね!

年始にブログ「銭湯・奥の細道」を主宰されている原沢さんに新年会にお呼ばれし、待ち合わせ場所として行ったのが「稲荷湯」。
当然この機会に取材の申し込みをしなければ…!と意気込み入浴後に女将さん(土本さん)とお話しさせて頂き、快諾頂き今回の取材となりました。

それでは今回も存分にご紹介させていただきます。


  見よ!この格好良さ!入口屋根は千鳥破風


20160122稲荷湯

都営三田線「西巣鴨駅」、埼京線「板橋駅」からそれぞれ徒歩6分ほどの場所に位置し、路地添いに「稲荷湯」はあります。
誰もが想像する昔ながらの銭湯のスタイルを21世紀にも残しており「テルマエ・ロマエ」の撮影ロケ地として納得の格好良さです。
 入口の屋根は「千鳥破風」。最近は少なくなってきた破風なので貴重な屋根ですよ!

20160122稲荷湯

「わ」板と看板が掛かった入口は今から日常とは別空間に入って行くんだというワクワク感を与えてくれます。

20160122稲荷湯

下駄箱です。入口から女湯と男湯と別れています。そう…!ここは…!


  2015年に浴場を改装!けど番台式の入口は残しました!


20160122稲荷湯

入口は番台式!営業時は女将さんやその娘さんが番台に座って接客をしてくれます。

20160122稲荷湯

キレイな床の上には昔ながらの銭湯を象徴するような設備が並びます。体重計にマッサージ機、扇風機に日めくりのカレンダーなど。
銭湯に置いて通常の設備でもあるはずですが「稲荷湯」に置いてあると一層懐かしい設備の用に感じられます。

20160122稲荷湯

縁側あり。池には小さな鯉が泳いでます。


  「稲荷湯」の名前の由来は近くにあったお稲荷さん!?


「稲荷湯」は今回案内して頂いた女将さんのご主人で4代目。

初代と2代目が大正の始めに石川から出てきて、既にあった銭湯を昭和5年から建て替えて現「稲荷湯」として始めました。

昔は「稲荷湯」ではなく別の名前だったそうですが、隣にお稲荷さんがあり、 「お稲荷さんの隣にある銭湯」というのが由来となり、自然に「稲荷湯」という呼ばれ方になったようです。
当時のお稲荷さんは現在は小さな祠となって現存しているそうです。


  貸しタオルに貸し石鹸!スキンケアローションはサービスで!


20160122稲荷湯

ショーケースには様々なアメニティーグッズが並びます。
「稲荷湯」にも手ぶらセットが120円で置いてありますが、貸しタオルと貸し石鹸もあるのでミニシャンプー(30円)を買えば500円1コインで入浴が楽しめます。

ショーケースの上にあるスキンケアローションはサービスなのでご自由にお使いください。


  一新された浴場施設!ペンキ絵は丸山清人氏作!


20160122稲荷湯

日当りの良い浴場で目を引くのは富士のペンキ絵。ご存知丸山清人氏の作品で、描く絵は毎度お任せとのこと。
お亡くなりになられてしまいましたが以前は早川利光氏に描いてもらっていたようです。

20160122稲荷湯

2015年の改装だけあってキレイな浴場設備です。

20160122稲荷湯

浴槽は右から「ぬる湯」、中央が「薬湯」、左が「熱湯」となっております。
熱湯は45度設定ですが体感温度は48〜49度!!僕が入った熱湯では現在一番熱いお湯でした(笑)
いつもなら水風呂、水シャワーを駆使しているとなんとなく熱風呂には慣れて行くものですが、「稲荷湯」の熱湯はそうはいきませんでした!
とは言え平然と入っているおじいちゃんはいるもので、最後にサッと入って行く方が多いようです。


  桶は木桶!


20160122稲荷湯

銭湯御用達しの「ケロリン」桶も良いですが「稲荷湯」の桶は 「木桶」です!
木桶は毎年正月の朝湯のタイミングで取り替えているようです。

いかがでしょうか?入口から非日常を味わいに行きたくなるような銭湯「稲荷湯」。
次回は女湯と共に「テルマエ・ロマエ」の撮影秘話なども交えてもう少しご紹介して行ければと思います!

【PART.2】へ続く。

【関連記事】
【バスクリン銭湯部】テルマエ・ロマエのロケ地「稲荷湯」をジャック!?ザ・日本の銭湯、北区「稲荷湯」

AUTHOR

日野 祥太郎

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