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メディアも注目!! 下町の心溢れるランナーズ銭湯『堤柳泉』【台東区 / 三ノ輪駅】

〒111-0031 東京都台東区千束4丁目5-4

取材・文:akai mayumi 撮影:菅野太樹


暖簾にランナーマーク!? ランナーに優しい銭湯とは?


東京メトロ日比谷線三ノ輪駅から徒歩10分のところにある『堤柳泉』にお邪魔しました。
まず、目を引くのは爽やかな青い暖簾。右下にランナーマークがあるのが気になります。

 

階段を上がると、「堤柳泉おすすめランニングコース」の案内がありました!
ランニングマークや、ランニングコースの案内について、オーナーにお聞きしてみました。

 

オーナーの梅澤重成さん。『堤柳泉』の3代目です。
梅澤さんのご趣味はランニング。ほぼ毎日10km~20km走られているとのこと。

 

ランナーとしての実力も素晴らしく、東京マラソンではサブ3を達成されたそうです!
※「サブ3」とは、42.195kmのフルマラソンを3時間未満のタイムで走ること

 

ランナーにぜひ銭湯を利用してもらいたいとのことで、隅田川や浅草のランニングコースの紹介やランナー向けに荷物預かりのサービスをされているそうです。

『堤柳泉」には「ふろともランニングクラブ」というランニングクラブもあるそうです。平成24年に発足し、現在は会員が30名。さまざまな職業・年代の方が、銭湯とランニングを楽しんでいるそうです。

『堤柳泉』はランナーズ銭湯としてメディアからも注目されています。今までに出演したメディアは「アド街ック天国」、NHKのニュース、「スポーツ報知」など。2019年5月には、飲料メーカーの「ネスカフェ」が『堤柳泉』で「銭湯×コーヒー ランニングステーション」の記者会見をされたそうです。

 

薬湯が3種類! 岩風呂やサウナでFMラジオが聴ける!!


それでは、気になる『堤柳泉』の中を見てみましょう。脱衣場が広くて使いやすそうです。
ベンチもあって、湯上りにゆっくりくつろげますね。

 

浴室の入り口近くにサウナがあります。サウナ料金は130円と格安です!
そして、毎週金曜日はサウナが無料!! サウナ好きにはたまらないサービスです!

 

浴室には手前から水風呂、バイブラ湯、ジェット風呂、薬用風呂と沢山の種類の湯船があります。
お湯は地下から汲み上げた綺麗な井戸水を使っているそうです。
水風呂の温度は18度。そのほかのお風呂の温度は40~41.5度。熱すぎないので長く入っていられます。
私も銭湯ランでランニング後に銭湯をよく利用させてもらいますが、水風呂があると走り疲れた足を冷やすことができるので、ランナーにとって嬉しいポイントですね。

 

気になるのは、温冷交互浴の貼り紙。温冷交互浴の仕方が丁寧に案内されています。
しかも、ランナー向けの交互浴の方法も載っています。温冷交互浴の実践でオーナーの梅澤さんも怪我せずに走れているとのこと。この貼り紙にもランナーへの温かい心遣いを感じます。

 

奥には薬用風呂が2種類あります。竹の壁に囲まれた岩風呂でゆったりと過ごすことができます。
そして、岩風呂にはもう1つの楽しみがあります。なんと、岩風呂でFMラジオを聴くことができるのです!! FMラジオが聴ける銭湯とは……。大変珍しいです。ちなみに、FMラジオはサウナや脱衣場でも聴くことができます。

 

女性に嬉しいサービスや手ぶらでも利用できる嬉しいサービスもあります


ドライヤーは無料です。また、Panasonicのナノケアドライヤー(3分20円)を使うことができます。そのほかにも、化粧落としの無料貸し出しサービスや、TSUBAKIやパンテーンなどのシャンプー・リンスの貸し出しサービス(100円)もあります。

 

タオルは1枚まで貸し出し無料です。そのうえ、リンスインシャンプー、ボディシャンプーの貸し出しも無料なので、手ぶらでふらっと立ち寄れるのが魅力です。

 

なんと、生ビールも飲めちゃいます!

 

湯上りの喉を潤してくれるドリンクの種類も豊富にあります。ロビーにはソファーもあるので、仲間と来て、待ち合わせもしやすいですね。

 

お風呂も人情も温かい、下町ならではの銭湯


オーナーの梅澤さんに『堤柳泉』の由来についてお聞きしました。
『堤柳泉』の創業は帳簿上は1968年だそうです。名前の由来は、地名の「日本堤」、『堤柳泉』の近くにある「見返り柳」(旧吉原遊郭の名所)、温泉の「泉」が由来とのこと。

梅澤さんの銭湯のこだわりは「綺麗に行き届いた掃除」。お客様に気持ちよくお風呂に入ってもらいたいとのことで、掃除には特に力を入れているそうです。

また、丁寧な挨拶や接客を心掛けているとのこと。梅澤さんの心のこもった挨拶は、湯上りの心地良さを更にアップさせてくれます。

 

「堤柳泉のお客様は優しいね。」とよく言われるそうです。私が初めて『堤柳泉』のお風呂に入った時も、常連さんから「こんにちは」「ゆっくり入ってね」などと声を掛けてくださる方がいらっしゃって、心が温かくなりました。

お風呂も人情も温かい、下町ならではの銭湯に、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。

AUTHOR

akai mayumi

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ランナーズ銭湯三ノ輪台東区堤柳泉
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