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東京に銭湯は600軒以上あり、あなたの街にもあります。
知らない銭湯。行ったことがない銭湯。行ってみたい銭湯。
そんな銭湯を、銭湯好きの記者達が実際に取材し紹介していきます。

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【埼玉県 / 川口元郷駅】元祖スーパー銭湯!けど入浴価格は公衆浴場料金で!「ふくの湯」【PART.2】

〒332-0011 埼玉県川口市元郷5-19-10

2016年4月より「東京銭湯 – TOKYO SENTO -」による埼玉県川口市の「喜楽湯」経営が始まりました。
その隣湯である、川口市は「川口元郷駅」から徒歩10分ほどの場所にある「ふくの湯」。

「ふくの湯」は周りに産業は無く、一体どんなお客さんが来て、どんな営業形態の銭湯なのだろうと思って行ってみると、スケールの大きさにビックリする銭湯でした。

【PART.1】では男湯を中心に「ふくの湯」をご紹介させて頂きましたが、今回は女湯を中心にご紹介して行きます。


♨ 女湯の設備もスーパー銭湯級。


20160303埼玉県ふくの湯

「ふくの湯」は女湯もスーパー銭湯級ですよ!こちらも店主が温泉やスーパー銭湯をリサーチしての充実の設備。

20160303埼玉県ふくの湯

水風呂にジャグジー。

20160303埼玉県ふくの湯

寝風呂に打たせ湯。そして電気風呂。

20160303埼玉県ふくの湯

そして人気の4種のジェットバスです。

20160303埼玉県ふくの湯

女湯のサウナ。こちらもテレビ付。そしてその隣には…

20160303埼玉県ふくの湯

塩サウナが!

肌に塗った塩の効果で毛穴の皮脂を落し、張りや潤いを与えてくれる塩サウナ。女性には嬉しい設備ですね。
他にも年に数回泥風呂が実施され、バイオで作った細かいパウダー状の泥も女性に人気です!


♨ 更に露天有り!サウナ専用休憩所有り!


20160303埼玉県ふくの湯

女湯にも外へと続く階段が。上がってみましょう。

20160303埼玉県ふくの湯

はい!露天風呂です!そしてその隣は薬湯です。
「ふくの湯」の薬湯は朝、夕方、20時の日に3度薬剤を足すのでいつでも同じ純度の薬湯が楽しめます。

20160303埼玉県ふくの湯

「ふくの湯」の女湯の脱衣所です。体重計や扇風機など、銭湯ならではの設備が並びます。

20160303埼玉県ふくの湯

脱衣所上にはサウナ利用者用の休憩所完備。低めの椅子とテーブルでゆったりと休憩ができます。


♨ スーパー銭湯と言えば広い休憩スペース!


「ふくの湯」の惜しみない浴場設備をご紹介して行きましたが、外観から見計らうに内部はまだまだ広い!
スーパー銭湯と言えば「お風呂」だけではない複合施設が魅力ですよね。

20160303埼玉県ふくの湯

そう、「ふくの湯」にも休憩スペース及び食堂スペースがあります。
奥にソファー席。入口手前に座敷のスペースがあります。

20160303埼玉県ふくの湯

メニューも様々。食堂スペースが付いた銭湯はいくつかありますが、いづれも価格が安いのがありがたいです。
チューハイ270円!ハイボール300円!生ビール330円!

「ふくの湯」周辺に産業はないですが「ふくの湯」があるから良いんです!

食堂スペースの付いた銭湯はどこも価格が安いので、飲みの予定は食堂付きの銭湯で立てるコトをお勧めしますよ!

20160303埼玉県ふくの湯

ご利用の際には食券を券売機でご購入ください。


♨ 自由な発想で銭湯経営。お客さんと接するのは楽しい仕事。


「ふくの湯」は「喜楽湯」の隣湯ということもあり、挨拶を兼ねての取材となりましたが、とにかくその設備に圧倒されました。

取材の折りには経営のお話も聞かせて頂き大変勉強になりました。

20160303埼玉県ふくの湯

お話は食堂の座敷でお伺いしました。

元々銭湯家系の出身ではない「ふくの湯」のご家族。そのため銭湯経営を客観的に捉えながら自由な発想で経営されて来ました。
現在「ふくの湯」は年中無休の営業です。通常定休日は設けますが、銭湯に行くお客さんはいつでも銭湯に行きたいし定休日は意外と覚えていない。
町のスーパーなどを利用する感覚だとイチイチ店の定休日は覚えませんよね。
他の銭湯だと、行くと定休日なことがありますが(定休日を覚えてない)、「ふくの湯」は年中無休なので、遠方からでもいつでも安心して向かうコトができます。

現在「ふくの湯」ではパートやバイトさんを雇って掃除業務やフロント業務を分担しています。
掃除に関しては基本的に朝行うようです。銭湯だと通常営業後にガッツリと掃除をするところが多いですが、人を雇う場合それだと帰宅時間が遅くなり雇いにくくなるため「ふくの湯」では掃除は朝に行います。
それにより人が雇いやすくなり、家族でだけでずっとキツい清掃業務をこなさなければならない状況を作らずに済みます。

「ふくの湯」の場所はどこかのついでに来てもらえるような所ではないので、通常とは別の努力をしなくてはならなかったのです。
そのための数々の素早い設備改善と、各種サービス、そして遠方からでも来てもらえるような空間作りが重要であったため、「ふくの湯」は今のカタチになりました。
「お客さんと接触するのは楽しい仕事。特別な人を作らず、どの人にも同じサービスを。」

とおっしゃる女将さん。一緒に同行したオーナーの栗田くんと共に終止感心しっぱなしでした笑


「ふくの湯」はオンライン上での情報の取得が難しいので、ここまで大きな銭湯があることを知ってる銭湯好きの方は少なかったかと思いますが、川口市といえども赤羽、足立区からは近いですし、その他の遠方の方も是非車で入浴しに行って頂ければと思います。

年中無休!駐車場50台完備ですのでいつでも行けますよ!

近くには東京ジャンボゴルフセンターや、荒川の河川敷のゴルフスペースからも近いので、ゴルフ後の入浴も良いかと思います。

「ふくの湯」を始め東京の銭湯と比べてまだまだ知られていないことが多い埼玉の銭湯。
経営の始まった「喜楽湯」と共に、埼玉の銭湯も取材に伺い、一緒に盛り上げていければと思います。

以上、「喜楽湯」の隣湯「ふくの湯」でした!

AUTHOR

日野 祥太郎

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