最寄の駅は東京メトロ東西線「葛西駅」と都営新宿線「一之江駅」からそれぞれ徒歩15分ほど。
そして環七添いの「古川親水公園」停留所からすぐ、という立地の江戸川区の「ほ〜らイイ湯」こと「宝来湯」。
前回【PART.1】より引き続きご紹介していきます。今回は「宝来湯」の女湯と江戸川区の浴場組合の取り組みなどについてです。
♨ 「宝来湯」のペンキ絵にも「お湯の富士」!
「宝来湯」の浴場は男女ともに非常にコンパクト。
男湯のペンキ絵は「富士山」でしたが女湯は北海道の山(名前がわからず…)が描かれていました。
以前江戸川区の銭湯「第二寿湯」をご紹介しましたが、「宝来湯」のペンキ絵にも…
「お湯の富士」が!
絵師の田中さんは各所で様々な変わったペンキ絵を描かれているので、江戸川区ではペンキ絵師のみならず「お湯の富士絵師」でもあるのですね。
「お湯の富士」が描かれたペンキ絵は、江戸川区のいくつかの銭湯で見ることができます。
【関連記事】【江戸川区 / 瑞江駅】モヒカン銭湯記『お湯の富士が生まれた銭湯・第二寿湯』
浴槽はこちらも「麦飯石」(ばくはんせき)を使用しており設備は超音波(ジェットバス)とバイブラバスです。
♨ 脱衣所には店主のコレクションが!
男湯同様にレトロな脱衣所。
大きな姿見の鏡の下にはペンキ絵が。こちらは生前ペンキ絵を描いてもらっていた早川氏が、鏡のボロ隠しにサービスで描いてくれた絵だとか。
男湯の姿見の鏡にも同様にサービスで描いてもらっています。
そして脇に置かれた水槽には金魚が泳いでいます。男湯の脱衣所にはございません。
そして脱衣所横の棚にミリタリー物のビデオや本が置いてあります。富士の総火力演習のDVDなどもありました。
どうやら店主さん、ミリタリー物が趣味なようで、お話を振れば色々と話してくれます!笑
歳の離れた親父さんは戦争経験者だったので、色々と昔は体験談を聞いて育ったようで、取材時も親父さんの体験談を少しお話頂きました。
ただコレクションがあるのは女湯の脱衣所ということで、女性で興味ある方はなかなかいないかとは思いますが、男性で興味のある方は是非店主さんとお話してみてください!
♨ 江戸川区の浴場組合の取り組み・活動。
浴場組合の取り組み・活動は地域によって様々。
まずは「健康長寿入浴証」。江戸川区と連携して行っている「お年寄り向けの入浴証」です。
各区ごとでお年寄り対しての入浴の補助の仕方は様々ですが、江戸川区の場合は65歳の誕生日1ヶ月前にハガキが区役所から来るので、それを銭湯に持って行くとカードに交換してくれます。
これにより65歳以上のお年寄りの方は江戸川区の銭湯に230円で入浴ができます。
読み取り機ではデータを取れるので、そのデータをプリントアウトしたら65歳以上のお客さんが何人来たかわかるようになっています。
そして江戸川区の浴場組合の取り組みとして欠かせないのがやはりこの「お湯の富士」。
各銭湯での在庫はマチマチだとは思いますが「お湯の富士ストラップ」が売ってあります。
他にも「お湯の富士タオル」なども!笑 こちらは年始に配ったタオルとのこと。
他にも江戸川区の銭湯の持ち回りで定期的に講談会が開催されています。
講談で来たお客さんには入浴料無料!ドリンクサービス!そして更にこの機会でも「お湯の富士タオル」のプレゼント!など徳しかしない講談会があるのも魅力の1つです。
♨ ロードバイクのお客さんには嬉しいサービス、自転車の空気入れ!
「宝来湯」の隣は「古川親水公園」があり、環七添い、そして新川、旧江戸川に挟まれた立地ということでランナーやロードバイクの利用者が多いはず。
ということで「宝来湯」では「空気入れ」の用意がございます。
環七、そして新川、旧江戸川でのサイクリングのご利用の際には是非「宝来湯」に立ち寄ってタイヤの空気補助をご利用ください。
そして入浴して行かなくても「空気入れ」は貸してもらえます!
「東京銭湯 – TOKYO SENTO -」では江戸川区の銭湯の取材はようやく2軒目となりましたが、江戸川区には他にも30軒以上の銭湯があり、近年は公式サイトがリニューアルしたこともありオンライン上でも情報は取得し易くなりました。
【関連】湯らり江戸川 | EDOGAWA TOKYO JAPAN SENTO | 東京都江戸川区の銭湯情報
江戸川区の浴場組合は今後取材を受け入れてくれるとのコトなので今後も定期的に江戸川区の銭湯をご紹介して行ければと思います。
ご期待ください!
以上、江戸川区の「ほ〜らイイ湯」の「宝来湯」でした!
銭湯とデザイン。社会事業会社「Tokyosento Inc.」代表取締役とデザイン会社「DSCL Inc.」取締役を兼任しています。 現在は新しく銭湯を中心としたコミュ二ティの活性化やソーシャルデザイン領域をやっています。
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