銭湯に行かなくなり、気づけばシャワー派になってしまった風呂時間。
でも、心にくすぶる銭湯への想いと共に戻って来た、カムバック銭湯派第6回。(第1回から読む)
大塚記念湯さん前編は→こちら
銭湯、記念湯、そして宇宙・・・
来てみた先はまさに宇宙広がる銭湯だった『大塚記念湯』さん。
後編では『天井が宇宙の謎』と共に詳しくレポートしてきたいと思います。
まず、改めて、、
改めて見ても、なかなかの宇宙っぷり。
初めて来た人は、まず度肝を抜かれるであろうこの天井。
そもそも、なんでまた宇宙だったのか。そのあたりを女将の安中さんに聞いてみました。
(無料設置のボディソープ&リンスインシャンプー)
♨ まず、記念湯って何の記念なんですか?
大塚記念湯の創業は昭和元年です。
記念というのは、昭和天皇が誕生されたのが由来で大塚『記念』湯となったようです。
なるほど〜。てことは銭湯はもうすぐ一世紀になろうかというキャリアですね。
そしてビル型になったのは昭和62年からとのこと。
(2008年に改装した浴場)
(水風呂だけ入る人がいるくらい人気の水風呂と、若い人でも入りやすい温度のミクロバイブラ)
(薬風呂、ジェットバス、寝風呂と豊富なお風呂設備が揃う)
♨ では、さっそく一番の謎。何で宇宙なんですか??
大塚記念湯が今のビル型になったのが昭和の終わり頃で、ビル型にした際に当時のオーナーが自ら図案など描いて特注で作ってもらったそうです。
ほう。ってことは趣味?!攻めますね、オーナー!
昭和の終わりと言えば、やはりガンダムの放送開始後ですが、さすがにオーナーがガンダムオタクかまでは分からないとのことでした。
あたりまえか(笑)
ま、もしかしたらガンダムコロニーの元ネタである70年代の宇宙イメージを参考にしているのかもしれません。
何にしても、子供から大人までウキウキさせてくれる何かを感じます。
♨ 宇宙だけじゃない。大塚記念湯には嬉しい気づかいが沢山。
取材しているうちにどんどん分かってきたのですが、大塚記念湯さんはハッキリ言って宇宙だけじゃない!
女性陣で運営しているからこそのかゆい所に手が届く気遣い満載でした。
特に女性ならではの意見が随所に採用されており、女性のお客さんは嬉しいだろうなぁ〜と。
というのも、一番は女将の
『銭湯に誰かが来て、誰かが会って、そこで家族のように仲良くしてもらうのが理想。
1人で寂しいときなどは銭湯に誰かがいるから』
泣ける。コレ聞いただけでも大塚記念湯が好きになります。具体的にされている工夫としては・・・
ボディシャンプー、リンスインシャンプーの無料設置はよくありますが、ドライヤーも無料!
手ぶらで気軽に来てもらえるように、ミニバスタオルとセットで500円のワンコインで入れます。
アメニティーグッズも豊富。 女性洗顔フォーム、メイク落とし、化粧水、オイル、 靴下、ストッキングも売っており、「女性がご飯食べたあととかでも入りやすいように」という女性経営者ならではの気遣いがありました。
もちろん男性用のトランクスなども販売しており男性の方への気遣いもございます!
レジ横にある綿棒も無料!お風呂に入る前に1本貰っていきましょう。
105円のお風呂セットもありますが、こちらが通常のセットとは違いスポンジタオルが付いてきます。
銭湯だとタオルを使って体を洗っていましたが、泡立てを考えると確かにスポンジタオルの方が良い…。
吉永さん自身入浴施設を行くのは好きだそうで、行った先で「銭湯にもあれば良いな」というものを取り入れているそうです。
貸しタオルは男女で分けてあります。これ、女性には嬉しいですね。
髪乾燥機も未だに大活躍。マッサージチェアと一緒に常連さんに愛されているようです。
ちなみに、自販機にドクターペッパーとジンジャエール見つけました!
商店街と駅から近いこともあり、若者向けの飲み物もあるようです。ドクターペッパーは珍しいスね!
最後に女将とパシャリ。子供が来ると必ずお菓子をあげるそうです。クリスマスなどイベント時にはクジ引きもやっているそうです。
今月はバレンタインデーにもイベントをやるそうなので是非この機会に『大塚記念湯』さんでの入浴をお楽しみください!
一度離れて戻ってきたカムバック銭湯派。
ビギナーゆえ、お見苦しい点はご勘弁下さい。
普段はアニメーションを作ったりしてます。