明けましておめでとうございます!
2016年の1発目は台東区は浅草にある言わずと知れた銭湯「蛇骨湯」をご紹介します。
取材自体は去年末にとあるテレビ局の取材と共にお邪魔してきました。
場所は東京メトロ銀座線「浅草駅」から徒歩5分ほど、「田原町」からは3分ほどのところにあり、一見するとこんなところに銭湯が!?
と思うような路地裏に「蛇骨湯」はあります。
しかし中へ入ると外観からは想像がつかない内部と、様々なホスピタリティーに溢れた銭湯です。
それではご紹介していきましょう!
まず玄関では車椅子でも入れるよう段差を無くしてスロープ状になっており手すりもあります。
足の悪いお客さんも安心して行けますね。そして海外からの観光客が多い浅草の銭湯ならではのホスピタリティーがこちら。
券売機には日本語だけではなく英語、韓国語、中国語も表記されてます。回数券って「A book of tickets」と言うのですね。勉強になりました。
他言語表記は既に2005年頃からしていたそうでその頃から外国人客が増えて来ていたようですね。流石浅草の銭湯!
「蛇骨湯」の歴史は長く、創業の年代は定かではないですが江戸時代からあったそうです。
休憩所には昭和5年に撮られた、空襲で無くなる前の写真が飾られていました。
関東大震災や戦争によってたびたび焼け落ちた「蛇骨湯 」ですがその度に建て替え、今の形の建物になったのが昭和33年頃。
その後20年程前にフロントや脱衣所など大まかな設備配置を現代風に中普請し、6年前にリニューアルをし「蛇骨湯 」は生まれ変わりました。
入り口を抜けるとフロント式の番台です。左が男湯、右が女湯となっています。それでは男湯から見て行きましょう。
6年前にリニューアルしたこともありキレイな脱衣所となっています。
マッサージ機やテレビも有り。
テレビ局の取材を受ける店主の後ろにはこれまたキレイなロッカーが並びます。
そして浴場です。「蛇骨湯」はお湯が温泉のためお湯の色は茶色です。温泉の成分に関しては「蛇骨湯」のサイトで見ることができます。
浴槽には電気風呂、ハイパワージェット、ボディージェットの設備があります。
「蛇骨湯」にはサウナもあり、中にはテレビも完備!サウナーには嬉しい設備ですね。
そして外観からは一見想像がつかない設備がこちら。この矢倉から外へ出ると…
手前に露天風呂、そして奥に露天の水風呂が!
その横にはなんと鯉が泳いでいる池も。路地裏にある立地の銭湯の内部にここまで充実した設備があるなんて…!
この豊富な設備は近隣の常連のお客さんはもちろんのこと、海外からの観光で銭湯に来る外国人客も満足することでしょう。
次回【PART.2】では「蛇骨湯」の女湯内部と、他にも充実したホスピタリティーをご紹介していきます。
お楽しみに!
銭湯とデザイン。社会事業会社「Tokyosento Inc.」代表取締役とデザイン会社「DSCL Inc.」取締役を兼任しています。 現在は新しく銭湯を中心としたコミュ二ティの活性化やソーシャルデザイン領域をやっています。
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