今回は、大田区出身・在住の私が自信をもってオススメする 「蒲田温泉」 を徹底取材!
遠くから遊びに来る方はもちろん、近くにお住まいの方には是非知っていただきたい
蒲田温泉の魅力をお伝えしたいと思います。
過去記事もどうぞ。
(ヘビーユーザーっぷりがわかりますね 笑)
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【大田区】【蒲田】カラオケも宴会場も!一日のんびり蒲田温泉
ともだちを誘って銭湯に行ってみた【蒲田温泉・宴会場編】
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それではいざ出発!
JR蒲田駅から徒歩だと約10分。
バスで来る場合、蒲田から京急バス「蒲田本町停留所」より徒歩1分。
繁華街から少し離れた静かな地区です。
どどーんと、赤い看板が目印。
銭湯なのに温泉街みたいな雰囲気です。
入口はこちら。入場券は券売機で買いましょう。
蒲田温泉に来たら、なんといってもまずは温泉!
この地で80年営まれている蒲田温泉、最大の魅力は温泉の泉質。
大田区に多い 「黒湯」 ですが、その濃さと泉質はトップクラス。
加水なしの濃い温泉。蛇口からも源泉が出ます。
お湯は熱めに設定されており、とにかくあったまります。
膝痛や腰痛にもよく効き、はるばる遠くから通う方もいらっしゃるとか。
アルカリ性の重曹泉は酸化した肌の角質を溶かす効果もあり、美肌の湯 としても知られています。
蛇口から桶に源泉を汲み、顔を洗う方もいます。
お湯は少しぬるっとする感じで、肌がつるつるになるのに、つっぱらない。
そして体の芯からあたたまり、湯冷めもしにくいように感じます。ここで入浴して帰るとぐっすり眠れます(笑)
昭和の時代には、入院患者さんがお医者様に勧められて通っていたこともあるのだとか。
80年変わらぬこの泉質に、今でもファンが多いのは納得です。
浴場と脱衣所はこんな感じ。
黒湯の「あつ湯」「ぬる湯」のほか、ガリウム温浴泉、バイブラ(超音波ジャグジー)風呂があります。
脱衣所は広々。
水風呂はかなりの冷たさ!
熱湯の黒湯とこの水風呂を行き来すると、体の隅々まで血流がめぐる感じがわかります。
温冷浴ファンにはぜひ試していただきたい、ハードボイルド系温冷浴 です。
サウナもあります。こちらはなんと無料!
サウナ好きには嬉しいですね。
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このお湯を求めて、地元の年配の方が足繁く通う蒲田温泉。
しかし、体の不調を感じるのは高齢の方ばかりではありません。
パソコンに長く向かう若者、遅くまで働く人たち、現代ならではのストレスもあります。
肩こりや腰痛、冷え性などに悩まされる若い人も多いはず。
週1日でも2日でも、熱い温泉に浸かって体をいたわるのは現代人にこそ必要なのではないでしょうか。
しかも蒲田温泉、営業時間は
10:00~25:00 年中無休 !
遅い仕事帰りや夜勤明け、仕事前にちょっと寄るなど
いろいろなシーンで利用しやすいのも嬉しいところ。
不調になってから病院やマッサージサロン、エステにかけこむよりも、
日々よいお湯で体をメンテナンスすることをおすすめしたいです。
蒲田温泉は、まさに現代の湯治場にぴったりですね。
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ゆっくり入浴したあとは、ロビーでひとやすみ。
レトロな赤い絨毯が、昔の温泉旅館みたいな雰囲気。
湯上がり素足で歩くのが気持ちいい。子どもたちが走り回っても安心です。
マッサージチェアはもちろん、ソフトクリーム器や黒酢ドリンクなどもあります。
昭和12年に創業した当時は「蒲田温泉 月日の湯」という名前だったそう。
新潟から上京してきた先代(現在の社長さんのお祖父さん)は銭湯建築の棟梁だったので
戦争で蒲田が焼け野原になったあとも、すぐに建て直し営業を再開させたそうです。
当時は家にお風呂のない人も多かったですし、土地柄さまざまな労働者の方がたくさんいたのでしょう。
連日たくさんの人が訪れ、女湯では女中さんが何人もの赤ちゃんの面倒をみていたそうです。
おかみさんからそんな昔話を聞いていると、なんだか気分は昭和の時代にタイムスリップ。
当時の賑わいが聞こえてきたような気がしました。
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さてさて、蒲田温泉の魅力はお湯だけではありません。
そう、一見さんはちょっと上がりづらい、2階の宴会場。ディープな蒲田温泉の魅力はここからです。
後編では、知られざるその他設備の魅力にせまります!お楽しみに。
(取材日:2015年11月)
黒湯豊富な大田区に生まれ、銭湯の恩恵を受けてスクスク育ちました。
X大田区中心に、日常的に銭湯利用中。本業は植物やお花のアレコレ。