梅雨に時期に入ってしまい生憎の雨となってしまいましたが本日は埼玉の銭湯にやってきました。
…ん? …東京の銭湯じゃないじゃんって…?
いいんです、銭湯があればどこでも。
東京銭湯は銭湯があればどこでも伺いますよ〜。東京外の銭湯さん、よろしくお願いいたします。
今回取材に行ったのは埼玉県ふじみ野市上福岡にある末広湯さん。
仕事の営業でお会いした翻訳家の先生のご親戚が銭湯をやっているというお話だったので、ご紹介頂いたのが末広湯の二代目さんでした。
末広湯さんはtwitterなどを介して認知はしていたので色々なルートで繋がるものだなぁと驚きました。
特徴は何と言ってもタイトル通り銭湯経営をしながらカフェ営業をしているところです。他にも地域コミュニティとしてスペースを生かしたワークショップの開催など、銭湯をスペースとして捉えた経営展開をされている銭湯さんです。
というわけで早速ご紹介していきます。
場所は東武東上線の上福岡駅東口から商店街を抜けて徒歩7分ほど歩いたところにあります。
入り口横の駐車場スペースにはこんな看板が。
そう、こちらラドン温泉があります。そしてサウナもラドンサウナ。
それでは早速入って行きましょう!
まず下駄箱です。傘入れは昔ながらの差し込むタイプがありました。
そして下段には2つの箱の板を外して長靴が入るように改造された下駄箱が…!女性の方はこれでブーツなど履いてきても入れられますね!
この下駄箱スペースの横にはラドン発生ユニットも置いてありました。物としてはなかなか珍しい装置なので是非見に行ってみてください!
それでは下駄箱を抜けてフロントへ行ってみましょう。
こちらがフロントです。休憩スペースにはソファーと共にテーブルや椅子があり、いわゆる銭湯の休憩所とは違う雰囲気になっています。
番台の上には色々な張り紙が。埼玉の銭湯ならではの情報が目に付きます。
まずは入浴料!東京都の料金よりも安いです!銭湯の入浴料は各地方によって違ってくるものなので、埼玉の場合は、大人430円、子供180円(6歳以上12歳未満)、乳幼児70円(6歳未満)となっています。
そしてふじみ野市では65歳以上の方は毎月26日と敬老の日は銭湯に無料で入れるそうです!
ふじみ野市におじいちゃんおばあちゃんがいる方は教えてあげましょう!
それではお次は脱衣所に向かいます。今回は女湯からご案内いたします。
清潔感のある綺麗な脱衣所です!そして女湯の脱衣所ということで…
一角にありますね!髪乾燥機が!その横にはマッサージ機。観葉植物が脱衣所の良いアクセントになっています。
浴場入り口にも古い体重計があり、所々に歴史を感じさせるアイテムがありますね。
それでは続いて浴場です!
ピンクとブルーの綺麗なコントラストのタイルの浴場にコンパクトにカランが配置しており、奥にラドン温泉、そして…
左に赤外線風呂と真ん中に丸い浴槽があります。
赤外線風呂は熱湯で44〜45℃ほどで、丸い浴槽はジェットが斜めに向いており水の流れが回っております。これが回転風呂!
銭湯では初めて見る浴槽でした。
そして脱衣所の方には水風呂とラドンサウナが完備。設備が種類豊富にコンパクトにまとまっており長湯が楽しめる浴場となっております!
ラドンサウナとラドン温泉ですが…追加料金はかかりません!入浴料430円で存分にお楽しみください!
今回の取材では一代目と二代目にお話をお伺いさせていただいたのですが、現在の一代目が最初は豊島園の方で丁稚奉公のような形で銭湯運営をし、その後この土地で54年前からオーナーとしてやり始めたのがこの末広湯さんです。
末広湯さんの経営をやり始めた3、4年後と、84年の2度のリニューアル経て今の形となりました。
そこから時は流れ、今は二代目が銭湯でのカフェ経営やスペースでのワークショップの開催などの要素を銭湯に加えていくこととなりました。
そしてその象徴的なものが男湯にあります。
次回、男湯のご紹介をしながらそういった部分に触れていければと思います。
それでは…!【PART.2】に続く…!
銭湯とデザイン。社会事業会社「Tokyosento Inc.」代表取締役とデザイン会社「DSCL Inc.」取締役を兼任しています。 現在は新しく銭湯を中心としたコミュ二ティの活性化やソーシャルデザイン領域をやっています。
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