西武池袋線「富士見台駅」から徒歩12分ほどの所にあるのは練馬区のビル型の銭湯「貫井(ぬくい)浴場」。
外観はマンションなので一見気付きにくいかもしれませんが、入って行くと広いフロントがあり、浴場へ行くと11種のお風呂があり、なんと食堂まで!
創業は昭和34年からで、平成5年にビル型の銭湯へ建て替え、現在の浴場設備となりました。
前回【PART.1】では「貫井浴場」の男湯をご紹介しましたが、今回は女湯、そして食堂をご紹介します。
♨ 女湯には打たせ湯が。男湯より設備が1つ多い。
まずは脱衣所から。男湯にもありますが、縦長のロッカーがあるのもありがたい「貫井浴場」の脱衣所です。
マッサージチェアなどが置いてある他にベビーベッドもあるところが女湯の脱衣所の特徴です。
浴場です。ビル型ならではの低めの天井ですが、窓の大きさと方角から、開放感のある気持ちの良い空間となっています。
浴槽はミクロバイブラの設備と、その横には寝風呂、マッサージ風呂、座風呂と男湯同様の設備が並びます。
今回営業時間前でしたのでお湯の量が若干少ないですが、営業中はしっかりタップリのお湯が湧いていますよ!
男湯と違い中温風呂は別の浴槽となっており、なにやら男湯にはなかった設備が…。
「打たせ湯」が!
こちらの設備は銭湯では年々少なくなって来ているので貴重な設備となっています。
こちら女湯だけの設備となっております。男性客の方…残念…!
そしてその横がラドン温泉という配置になっております。
外に出るとこちらも水風呂と、奥に薬湯の露天風呂が。男湯同様薬湯は日替わりです。
♨ 豊富な浴槽!お客さんにはありがたいが番頭からすると大変な部分も…。
女湯のサウナ周りにはこれまた2つめの水風呂とサウナ休憩室が。通常のお風呂含め十分な浴槽がありますので、浴槽が混雑していて入れない!というような状況にはなりにくいでしょう。
特に水風呂は大人数で入りづらいのでありがたい配置です。
サウナは広めでテレビ完備。
いかがでしょうか!この豊富な浴槽!入浴料460円(サウナは+500円)でこのお風呂の数はありがたいですね。
お客さんを想っての設計ですが、しかし番頭側からすると大変な面も…。
そう、「貫井浴場」毎日の掃除は大変です!現在24時の営業終了後に浴場だけでみっちり2時間の掃除をしなければなりません。
現在「貫井浴場」は2代目と3代目で主に営業しており、3代目は45歳ですが2代目のお父様は76歳!
体格の良いとても元気なお父様で、普通の仕事をしているより体力を維持出来る、ということで日々の掃除をがんばっておられました。
♨ 入浴後は「食堂」にて生ビールで乾杯!
さてさて、ようやく「貫井浴場」の浴場部分の紹介が終わり「食堂」のご紹介です。
これが「貫井浴場」の「食堂」!広々としたスペースで、座敷とテーブルのスペースがあります。
メニューはこちら!飲み物からおつまみと一品料理、お食事メニューには定食までございます!
そしてお値段もリーズナブル!人気のメニューはラーメンでして、僕も食べさせてもらいましたが昔ながらの醤油ラーメンでとても美味しかったです。
たまに食べたくなるんですよね、シンプルな醤油ラーメン。
「貫井浴場」最寄の「富士見台駅」にはあまり飲むようなお店も無いので、近隣の方はこちらで飲めば良いと思います!
去年の「貫井浴場」での「東京銭湯 – TOKYO SENTO –」忘年会の様子がこちら。めっちゃ食べて飲みました!
外観からは意外な程設備の整った「貫井浴場」は芸能人の方も多く訪れています。
お風呂もさることながらこの「食堂」の地域での重宝っぷりや値段のリーズナブルさを考えると、地域の方には特に楽しんで頂きたい銭湯です。
休日は家族連れも多く、誰で入りやすい銭湯となっています。お風呂に入った後は「食堂」で食事を楽しもう!
以上「貫井浴場」でした!
銭湯とデザイン。社会事業会社「Tokyosento Inc.」代表取締役とデザイン会社「DSCL Inc.」取締役を兼任しています。 現在は新しく銭湯を中心としたコミュ二ティの活性化やソーシャルデザイン領域をやっています。
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