今回ご紹介するのは取材が手薄の練馬区にある「貫井(ぬくい)浴場」。
西武池袋線「富士見台駅」から徒歩12分ほどの所にあるビル型の銭湯で、外観とは裏腹に豊富な浴場設備と「食堂」がある所が特徴です。
都内の銭湯でもスーパー銭湯に似た複合型の銭湯はいくつかありますが、その中でも意外と知られていないのがこの「貫井浴場」。
去年の年末には「東京銭湯 – TOKYO SENTO –」メンバーで忘年会を開いた場所でもあり、是非ご紹介したい銭湯でした。
「貫井浴場」の創業は昭和34年から。以前は保土ヶ谷で別の銭湯をやっていたそうです。
その名も「春明(しゅんめい)湯」!名前が他では聞いたことの無いカッコイイ名前ですね…!
それでは「貫井浴場」内部をご紹介していきます。
♨ 外観からは想像が付きにくい「貫井浴場」の豊富な内部に潜入!
「貫井浴場」がある場所は閑静な住宅街の中にあり、ビル型銭湯なので一見すると銭湯と気付きにくいかもしれませんが、表には看板が出ており入口横にも入浴料金と食堂料金の表示があります。
この主張しすぎない「貫井浴場」の外観ですが、内部はすごいんですよ…!
まずは大容量の下駄箱がお出迎え。横には傘用ロッカーもあります。靴を下駄箱に入れてフロントへ。
「貫井浴場」では利用券を券売機で購入しての入浴になります。
サウナをご利用の場合は通常料金に500円がプラスされ、大人は960円、中人(小学生)は680円となります。
そしてそこ横にあるショーケースにはアイスが一律140円で購入できます。
さらに横にある冷蔵庫にはもちろん瓶牛乳も!瓶系は一律120円でした。
フロントには銭湯お馴染みのアメニティーが販売しています。
「貫井浴場」では手ぶらセット(タオル・ボディーソープ。リンスインシャンプー)を100円で販売していますので、手ぶらで入浴しに行くことが可能です。
あせもに効く「クリームポーダー」も売っていますね。こちらあせもに良く効くようですよ!(使ったことない)
♨ 「貫井浴場」のお風呂の種類は11種!
それでは浴場のご紹介です。今回も男湯から。
脱衣所にはマッサージ機やフットマッサージ機、そして浴場にあるラドン温泉の「ラドン発生ユニット」が置いてあります。
洗面台にはドライヤーがあり、1回20円で使用ができます。
そして浴場です!広々とした浴場には中央のカランと共に数々のお風呂が…。
中温風呂と書かれた広めの浴槽にはミクロバイブラの設備があり、その横には寝風呂、マッサージ風呂、座風呂と続きます。
「貫井浴場」は平成5年にビル型の銭湯へ建て替え、現在の浴場設備となりました。その前は昔ながらの屋根型の銭湯だったようです。
そしてその横には「ラドン温泉」です。こちらは建て替え前からもやっていたそうで、早くから導入していたそうです。
「ラドン温泉」とは浴槽内へ安全な一定の濃度に保たれたラドンガスを送った温泉で、脂肪に溶けやすく皮膚を通して体内に取り込まれ、体内に吸収されたラドンは血液に入って全身を回り、特に副腎皮質や脳下垂体の機能を強めるとされています。
取材先の各浴場でたまに見かける「ラドン温泉」ですが、健康志向の方などに、特におススメです!
そして外に出ると岩の露天風呂が。こちら日替わりの薬湯となっております。
その向かいにはこれまた岩の水風呂が…。なんとも充実した設備で、経営している「喜楽湯」に比べると羨ましい限りです。笑
ただまだまだ終わらない「貫井浴場」の設備。一度中へ戻りましょう。
♨ 水風呂は2種類!あまり見かけない「サウナ休憩所」も。
浴場奥のサウナスペースです。なんとコチラにも水風呂が…。そして写真右のスペースがサウナ室か…?と思いきや…。
なんと広々としたサウナ専用の休憩室が!
エアコンが付いてて室内は涼しいです!水風呂が苦手という方はサウナ後はこちらで休憩しましょう。
そして肝心のサウナはテレビ付き。水風呂2種にサウナ休憩室もあると来れば、サウナーの方にも満足してもらえるのではないでしょうか。
建て替え前はスチームサウナだったらしいですが、現在は乾式サウナです。
というわけでまずは「貫井浴場」の男湯設備をご紹介しました。練馬の皆さま、銭湯好きの皆さま…「貫井浴場」をご存知でしたか…?
これだけの浴場設備を備えた銭湯…地元にあると、とてもありがたいですよね!
ですが「貫井浴場」は「食堂」も備えた銭湯ということでまだまだ紹介ポイントは尽きません。
次回【PART.2】でご紹介する「食堂」をチラ見せ。お楽しみに!
銭湯とデザイン。社会事業会社「Tokyosento Inc.」代表取締役とデザイン会社「DSCL Inc.」取締役を兼任しています。 現在は新しく銭湯を中心としたコミュ二ティの活性化やソーシャルデザイン領域をやっています。
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