世田谷には世田谷線という田園都市線と京王線の中間を結ぶ路面電車が通っています。起点が三軒茶屋で、その終点が下高井戸。
2路線を乗り継げる下高井戸はこじんまりしながらも色々なジャンルの飲食店がバランス良く連ねており住むにはちょうど良さそうな街です。
そしてそんな下高井戸にも銭湯があります!今回ご紹介するのは温泉銭湯である「月見湯」さんです!今回も内部の撮影をさせていただけたので【男湯】編と【女湯】編を分けてご紹介していきますね。
それではいつものように駅からの道の説明をさせていただきます!
まずは下高井戸駅を降りて商店街をまっすぐ歩いていきます。するとたいやき屋の「たつみ」に突き当たるので分かれ道を右に進みましょう。そのまま歩いて松原高校手前の路地を左に曲がったところにあります。駅からだと大体徒歩6〜7分ほどです。
入り口は36〜7年前の改装でフロント式の入り口となりましたので正面は現代仕様ですが、上を見ると屋根は三方向に千鳥屋根がある「三方千鳥破風造」となっており、今では珍しい屋根の造りがなんともかっこいいです!
そしてこちらが入り口の下駄箱ですね。
…?…
下駄箱の上に何やら看板が…。
やばい、金文体?での月見湯の文字が!
改装前はこの看板が入り口の屋根に取り付けられていたそうで、装飾は金箔が貼られており超渋いです…!
そんな看板に歓迎されながら入り口を入っていくと…
広めのエントランス!と、下のこの白いウールの絨毯が気持ちいい!裸足だと踏み心地がよく、営業時間中はテレビの前で親子連れのお客さんがベンチではなく絨毯に直に座ってくつろいでいました。そして写真脇の冷凍ケースのアイスは全品100円でいただけます。
それでは早速脱衣所に入ってみましょう。
マッサージチェアや昔ながらの体重計など脱衣所ならではの設備が整ってます。男湯は脱衣所から縁側に出れます。
こちらが縁側スペースです。ベンチや椅子が置いてありますので天気の良い日は気持ちよく涼めますね!
そして…浴場ですが…
日当たりがよく湯船が大きい!そして丁寧に手入れがされておりとても綺麗です。
最近浴場は改装したのかな?と思いきや16〜7年前の改装とのことでした。カランの鏡なども水垢一つなく日頃の手入れでここまで綺麗に維持できるものなのだなとびっくりしました。
湯船は中央に配してあるので広く、友達と行くと囲って座る形になるので湯船に浸かりながら話しやすい構造でした。
そして脱衣所から一番奥には温泉風呂があり、浴槽それぞれがだいたい41〜42度ほどの温度で、1つ熱風呂の湯船が44〜45度でした。
そしてサウナ、水風呂も完備!こちら水風呂も温泉です!サウナはヒノキの香りがし、そしてなんと…
テレビも完備!
これにより長時間のサウナもいけますね!(けど体調には気をつけてね!無理はしないでね!)
壁には細かい富士のタイル絵が。サイズ感がドット絵ぽくてなんか現代風です。(かわいい)
そしてシャンプー、ボディーソープも備え付けで至れり尽くせりです。
個人的には熱風呂、サウナ、水風呂が揃っているので2時間くらい滞在できそうだなと思いました…笑
この日は日曜ということもあり開店直後からお客さんで賑わっていました。
そんな月見湯さんの男湯ですが、女湯は女湯でやはり若干別の造りに…
というわけで今回はここまで!
次回も写真たっぷりと!【女湯】編に続く…!
銭湯とデザイン。社会事業会社「Tokyosento Inc.」代表取締役とデザイン会社「DSCL Inc.」取締役を兼任しています。 現在は新しく銭湯を中心としたコミュ二ティの活性化やソーシャルデザイン領域をやっています。
XINSTAGRAM