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東京に銭湯は600軒以上あり、あなたの街にもあります。
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そんな銭湯を、銭湯好きの記者達が実際に取材し紹介していきます。

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【中野区 / 沼袋駅】銭湯の醍醐味は、パンツ一丁でどれだけ楽しめるか。沼袋の「一の湯」さんから学ぶこと【PART.2】

〒165-0025 東京都中野区沼袋1-39-10

 

こんにちは、ayumiです。

前回の【PART.1】に引き続き、西武新宿線 沼袋駅から徒歩1分ほどのところに鎮座する銭湯、
「一の湯」さんをご紹介しています。

 

今回は「かゆいところに手が届きまくり」の女湯を中心にご紹介します〜!

女湯ごめんくださ〜い!

 


「あったらいいな」が全部ある


中野区一の湯20160907

女湯は男湯より少しコンパクトな、すっきりとした脱衣所で出迎えてくれます。

 

こちらにはなんとフリーマーケットのような機能 (!) があって、お客さん同士でいらなくなったもの (基本的に衣類) を物々交換できるという、なんとも楽しい場所になっているみたいです。

欲しい人は持って帰ってOK。こういうさりげないサービスが、地域の人たちのコミュニケーションのきっかけになっているのかもしれません。

中野区一の湯20160907

特注の化粧台。映り込みをあんまり気にしなくて良い優れものです。

 

そしてもちろん女湯にも、すてきな心遣いがた〜くさん!

 

中野区一の湯20160907

綿棒嬉しい!袋も嬉しい!

中野区一の湯20160907

歯磨き粉は盲点!

中野区一の湯20160907

女湯はチビッコも多いしね!

中野区一の湯20160907

ナ、ナイロンフレッサーまでも!

中野区一の湯20160907

化粧台には、化粧水にボディミストはもちろん、ヘアケアアイテムまで……

 

中でも「おっ!」と思うのは、「お一人様一枚まで」のフェイスパック。お風呂上がりの毛穴が開いて清潔な状態の肌に、すぐさまパックをするのがとっても気持ちいいのだとか。

私が初めて一の湯を訪れた時も、脱衣所に入ったとたん、地元のお母さんたちがみんなパックの最中で、最初は本当に驚きましたけれども (笑) 、その光景たるや、本当に可愛らしかった。

こういった備品って、いろんな人たちが使う分、抵抗のある方もいるかと思いますが、(私は幸せなことにまったく気にならないタイプですが) 一の湯さんはとにかくどこもかしこも綺麗に衛生的に保たれていて、銭湯初心者の方にもおすすめできちゃうんです。

 

 


鶴と富士山。縁起物づくしのタイル絵


中野区一の湯20160907

女湯の浴室がこちら。男湯とほぼ左右対称の、またぎ富士と鶴のタイル絵が白壁と高い天井にマッチしています。

中野区一の湯20160907

ピッカピカです!

中野区一の湯20160907

こちらのモザイクタイル絵、リニューアル前はフラミンゴ柄だったそうです。

フラミンゴも見てみたかったなー!

中野区一の湯20160907

水風呂はありませんが、あつ湯好きにはたまらないホットバスがあります。

中野区一の湯20160907

座風呂にハイパワージェット。ほぐす箇所が絶妙に違って、ついつい交互に楽しんでしまいます。オフィシャルサイトのハイパワージェットの説明文には「飛ばされないように体勢を整えてからお願いします」との一文も。かわいい。

 

女湯に露天風呂はありませんが、ミストサウナはこちらにも!

 

 


リフォームは重ねど、受け継がれる心


オープン前のお忙しい時間帯にも関わらず、取材に快く答えてくださった一の湯の女将・西川さんは、生まれも育ちもここ、沼袋。もともと近所にあった「清水湯」の長女として、子供の頃から「銭湯」という空間に親しんでこられた大先輩から、一の湯の歴史を聞いちゃいました。

 

一の湯の創業は昭和25年。

西川さんのお爺様が始められて、今年で66年目を迎えます。

約30年前に「清水湯」と「一の湯」の経営を統合し、数年前に「清水湯」を閉じるまで、ご親戚一同でこの沼袋の2つの銭湯を切り盛りされてきたんだそう。

創業より何度かの中普請を経て、4年前にかなり大きなリニューアルを行い、ミストサウナや喫煙所を設置して、現在の形になった一の湯さん。男湯の岩風呂も4年前かな?と思ったら、なんとこちらは33年前からあるんだそうな!魅力的な銭湯は、一朝一夕じゃないんだなあ〜。

 

リニューアルを重ねながらも、高い天井や、番台式のフロントスタイルは昔のまま。「番台は仕事がしやすいんです。もちろんずうっとお客さんを見てるわけじゃないけど (笑) 、誰かが具合が悪くなったりしたらすぐにわかるし、番台がいるだけで、お客さんのマナー向上にも繋がりますから」と笑って話す西川さん。ポジティブで行動力があって、その上細かいところに気を配れる、素敵なお母さんです。

「運営はもちろん大変だけど、今の世の中どんな商売でも大変でしょう?風呂屋なんて恵まれてる方よ!オリンピックとか見てるとほら、がんばらなきゃってなるでしょう?」

 

ごもっともです!

 

 


 

沼袋を代表する銭湯の、ご家族の努力と歴史、そして西川さんの女性ならではの「視点」が作り上げた「一の湯」の魅力。アメニティが豊富!露天がある!などなど、様々な点を挙げてきましたが、その最大の魅力を一言で言い表すならばきっと、「明日からまた頑張ろうと思える銭湯」なのでは、と思います。

あくまでも個人的な見解ではありますが、他にも大好きな銭湯は多々あれど、こういう気持ちをもらえる場所って、とても少ないんです。

 

みなさんもぜひ、「一の湯」でパワーをもらってみてはいかがでしょうか!

 


お ♨ ま ♨ け


中野区一の湯20160907

取材中に見せていただいた「清水湯」閉店前のお写真。
若かりし喜楽湯番頭、けんゆう君の姿も。
女将さんが大切に写真をとっておいてくれてましたよ〜!

 

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ayumi iguchi

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またぎ富士ミストサウナ一の湯中野区沼袋駅清水湯西武新宿線
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