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【青森県 / 椿館】芸術家の愛した400年の歴史を重ねる源泉掛け流し宿、椿館。

〒039-3501 青森県青森市大字浅虫字内野14

こんにちは、みやべえです。
今回は、東京銭湯からちょっと足を延ばして、青森の浅虫温泉のご紹介です。

青森駅から電車で約20分!青森旅の拠点としたい便利な浅虫温泉

浅虫温泉は温泉地のど真ん中に駅があるという利便性と、海と山に囲まれた自然豊かな立地で人気の高い温泉地。ホテルから民宿、銭湯まで揃っているので、青森市内周辺を旅するなら浅虫温泉を拠点にするのもおすすめです。

青森駅から青い森鉄道という2両編成の小さな電車で約20分。真っ青な車体と青い森鉄道のゆるキャラ、モーリーが目印です。かわいい。

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駅のホームには、棟方志功ゆかりの地と大きくかかれた広告が。

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ここ浅虫温泉は、青森市に生まれた世界的板画家、棟方志功が逗留し作品制作に打ち込んだ場としても有名なのです。

地域の歴史と文化を堪能できる老舗温泉旅館

浅虫駅から約10分ほど山側に歩いたところに佇む、椿館。平安時代から400年余り続く、浅虫温泉で一番古い老舗温泉旅館です。

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棟方志功が昭和十六年頃より毎年夏に家族で宿泊し、お湯で体を清めてから作品作りに入った温泉宿とのことで、椿館の目の前には名誉市民の提灯を掲げてどーーんとそびえたつ巨大な棟方志功ねぶたが。。うーん、いろんな意味でものすごいインパクト!!志功のハネト姿が拝めるなんてここだけですよ。きっと。

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事前にご予約があれば宿泊の方向けに18代目オーナーが19時50分時から20分程度、ロビーで画伯についての話をする講話のイベントもあるのだとか。

椿館の庭に咲く椿の木の根元から温泉が湧いているのを発見し、椿の湯と名づけられたこの温泉は、観光経済新聞社が年1回行う人気温泉旅館ホテル250選に5年連続選ばれ、2007年に5つ星を獲得するという浅虫温泉の中でも人気の高い温泉宿。県内の温泉で一番最初に『飲める温泉』の許可をとり、源泉料理等が楽しめるのもこの温泉の魅力のひとつです。

エントランスに『飲む温泉』と書かれた木枠のボックスがあったので、私も試しに飲んでみました。

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単純泉だからか無臭で「ちょっとミネラルを感じるぬるいお湯」という印象。アルカリ性単純温泉の飲泉は、血中の尿酸を尿から排出して尿酸値を下げるので、痛風や食べすぎに効果的だそうです。

9本の自家泉源から湧き出る源泉掛け流しを存分に味わえる大浴場

清潔感のある広い脱衣所。鍵のかかるロッカーは無いので、貴重品はフロントで預かってくれます。

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ここ椿の湯は9本の自家泉源から湧き出る源泉の掛け流し温泉!豊富な湯量を贅沢に浸かった広々とした大浴場でのんびり。

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大浴場の向かいには、・寝風呂とうたせ湯があります。この寝風呂の深さが浅すぎず深すぎず私には絶妙にしっくりきて、最高でした。こちらも掛け流しで贅沢に湯があふれています。

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単純温泉(低張性弱アルカリ性高温泉)のこの椿の湯、昔は眼病に効く『眼の湯』と言われていたとのことなので、おまじない気分で目の上からぱしゃぱしゃかけてみました。笑

木漏れ日が舞う石造りの露天風呂

椿館で最高だったのが、この石造りの露天風呂!

藁と木の囲いのせいか、むせるような緑の匂いと静けさに包まれていて、山の中でぽつんと湯につかっているような錯覚に。とてもむつ湾のすぐ近くとは思えません。私が入ったのはお昼だったのですが、直射日光をさえぎる木々の隙間から木漏れ日がキラキラと湯面に落ちてすごく綺麗でした。

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1人で湯に浸かり、そよぐ葉の音だけを聞きながらぼんやりしていると、過去にタイムスリップしたような感覚になります。

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棟方志功はこうやって湯に浸かりながらどんな絵を描こうか考えてたのかなぁ。なんて思いながら源泉に浸かる贅沢な時間が過ごせる椿の湯。

日帰りも可能なので、浅虫に訪れたら是非のぞいてみてください。

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みやべえ

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