【台東区 / 根津駅】銭湯ソムリエへの道 in 46℃に挑む！谷根千エリアの激熱銭湯「六龍鉱泉」

お久しぶりです！　ヤマモトです～。
取材記事は随分とご無沙汰してしまっておりましたが、相変わらず銭湯に浸かりまくっております♨
 
先日、女性向け情報サイトウートピの「オトナ女子でも気軽に入れる東京おしゃれ銭湯5選」という企画にお声掛けいただきました。その中でご紹介させていただいた銭湯のひとつが「六龍鉱泉」。あれ？ 実はまだ東京銭湯でご紹介していないではないか……！企画記事では伝えきれなかった内容も含めて、もっともっと、魅力をお伝えせねば……！
ということで、今回ご紹介する愛すべき銭湯は、下町の激熱銭湯として有名な根津駅「六龍鉱泉」です！
 

♨谷根千エリアに佇む昭和レトロ感

下町情緒が残る谷根千エリア（谷中・根津・千駄木）は魅力的な散策スポットでもあります。特に根津は東京十社のひとつに数えられる「根津神社」があり、毎年春には3000株のつつじが咲き誇る「つつじまつり」が開催されます。

秋には「根津神社例大祭」が行われ、多くの露店が立ち並び大変賑わいます。

見どころ満載の根津エリアですが、意外と銭湯が少ない…（涙） ！　貴重な「六龍鉱泉」は根津駅から上野動物園池之端門方面へ歩くこと約7分。路地裏に突如現れる、立派な唐破風屋根の建物です。さすがは根津の地の銭湯、この風格！！

入り口は所謂番台スタイルの面影を残した作りで中央に傘立て、下駄入れが男女で左右に分かれていますが、中に入るとカウンター式に改築されており、ここでまた男女合流します。

入浴料を支払い、左右の暖簾をくぐると脱衣場になります。

「六龍鉱泉」の脱衣場、ヤマモトは非常にお気に入りです。
高い天井にレトロな水色のシーリングファンがぶら下がり、広々としてピッカピカに磨かれた床。極め付けに縁側。小さな御池には鯉が泳いでいたりして……。
風情ある空間に浸り過ぎてなかなかお風呂に辿りつかないこともしばしば。。

浴室も天井が高く、夏場でも風がよく通るので気持ち良いです。タイル絵には山口県の「錦帯橋」が描かれています。

♨いざ、激熱の鉱泉にチャレンジ

何といっても「六龍鉱泉」の一番の特徴は激熱の天然鉱泉です！かなり熱めに仕込んでおり、温度計は46℃を指しています……！
確かに入ってみると、分かってはいましたがそれはもうメチャクチャ熱いです。初めて挑戦した時は入浴の意思を固めるまでかなりの時間を要しました。

「これは無理かな……。」と思った方も諦めないで！　かけ湯してから足、腰、と順番にゆっくり体を沈めていけば意外と入れます。また、浴槽が二つ並んでいますが、浅くて広めの浴槽の方が若干温度が低く設定してあるのではじめはそちらからどうぞ。
肩までしっかり浸かれた時の気持ち良さ、是非体感していただきたい！
そして湯あがりの縁側アイスが格別です♪

「六龍鉱泉」のはじまりは昭和初期。先代の夢枕に現れた6匹の龍のお告げの場所から鉱泉が湧き出たことが、「六龍鉱泉」という屋号の由来だそう。（素敵！）
昭和37年に全面改築され、その後平成18年頃に番台からカウンター形式になりました。
現在のご主人で三代目。歴史ある銭湯、建具や浴室広告にも歴史を感じる面影が残ります。

♨谷根千エリアをさらに満喫

「六龍鉱泉」に来たのなら、谷中の「銭湯ギャラリー」に寄って行くのもおすすめですよ。その名も「SCAI THE BATHHOUSE（スカイ・ザ・バスハウス）」。もともと「柏湯」という銭湯だった建物が、廃業後にギャラリーとして改装されたそうです。

それから個人的におすすめなのは「SCAI THE BATHHOUSE（スカイ・ザ・バスハウス）」のすぐ近くにあるオーギョーチ専門店！
看板もかなりのインパクトですが、店内もなかなか面白い雰囲気で……。谷根千散策の際の参考にどうぞ♪　ではでは。