最近外回りが多くそれに託けた銭湯巡りが捗ります。先日もお伺いしたお客さんといつものように(?)銭湯の話になり、「近くに銭湯あるよ〜」との情報をいただき行ってきました鶴の湯さん。
この日はもちろん入浴させていただきましたが、後日撮影の許可を頂き、その週末に行ってきました内観撮影!
というわけで今回も写真たっぷりにお送りします!
まずは行き方。立地的に山手線、大江戸線、総武線の駅に近く、3鉄道からのアクセスができます。
尚且つ道が碁盤のようにわかりやすい土地なので鶴の湯さんまでどこからでも行きやすいです。その中でも今回は総武線の浅草橋駅から歩いて行きました。
浅草橋駅の西口改札を出ると…
おや、祭が…いきなり下町らしさに遭遇しつつ線路沿いを左に進みます。
すると右にファミマが見えてきますのでファミマを右に曲がります。その後はひたすらまっすぐに進み…
左に居酒屋、その隣の駐車場のあるマンションを左に曲がると…
鶴の湯さん!昔ながらの佇まいですが鶴が着色されとてもかわいいモチーフとなってお出向かえしてくれています。
暖簾にも折り鶴が!鶴尽くしのお出向かえを受けながら暖簾をくぐって中へ。
カウンター式のフロントに、ベンチ。ドリンク類が並ぶケースの横にはアイスも売っております。
正面の本棚には鶴の湯さんが載っている雑誌や銭湯の本がありますので是非見てみてください。さて、まずは男湯へ。
脱衣所には庭があり、洗面台にドライヤーなど標準装備。庭からの風通しが良いですね。そして浴場は…
タイル絵が南国!湯船横の仕切りはシャワーです。男湯は3つあります。
日当りも良いです!
湯船は底がライトアップがされており、タイル絵と相まりカラフルなお風呂場です。お湯の温度は43〜44℃くらいの熱風呂です。カランの水が温めだったので、風呂とカランの水を交互に冠るのが気持ちよかったです。
そしてお次ぎは女湯。
まずは脱衣所。男湯とは違う設備がちらほら…。この写真では脱衣籠がみえます
ベビーベッド。
お風呂マットもあります。なんか懐かしい…。そして浴場へ。
この日当りの渋さよ…!
タイル絵は男湯から続いております。
女湯はピンクタイルのシャワーが2つ。湯船は男湯同様バイブラ湯とジェットバスでした。
と、施設全体としてはカラフルなタイル絵に日当りの良い湯船が目を引き、常連さんに愛されている銭湯といった雰囲気でした。浅草橋のコミュニティ銭湯、鶴の湯さん!
撮影後お忙しいところ少しだけ店主さんのお話を聞くことができました。鶴の湯自体は昭和2年から操業、となっているのですが(なんと88年…!)、実は口伝で確認出来ているだけで詳しいことは店主さんも知らないとこのと…。現在の店主さんは女性の方で4代目。既に男湯の方は息子さんが手伝っており5代目へと続いていくのか楽しみなところですね。
とても歴史のある銭湯なので是非たくさんの方に行ってほしいのですが、店主さんの危惧としてはやはりブチ当たるご新規さんの入浴マナーの問題がここにもありました。
どこの銭湯さんも常連さんが多いので既に入浴マナーを心得ている方からするとこの部分が非常にネックになってしまっていることが残念ですね。
東京銭湯でもマナーページがありますので是非ご一読を!
入浴マナーを心得たら、このロストメモリー的な格好良さが体験出来る鶴の湯さんへGO!
銭湯とデザイン。社会事業会社「Tokyosento Inc.」代表取締役とデザイン会社「DSCL Inc.」取締役を兼任しています。 現在は新しく銭湯を中心としたコミュ二ティの活性化やソーシャルデザイン領域をやっています。
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