東京は北区、駒込。旧古河庭園の直ぐ近くに、その銭湯はあります。
JR山手線「 駒込駅 」、JR京浜東北線「 上中里駅 」、東京メトロ南北線「 西ケ原駅 」それぞれからアクセスができ、シンプルでおちついた佇まいで待っていてくれたのは、北区の銭湯【 殿上湯 】さん。
殿! 上様!・・・・と文字面を見ると、高貴な人々が浸かっているような印象を受けますね。
(銭湯よりも、「湯屋」と呼ぶべきか…..釜爺レベルの店主が出てくるに違いない)
江戸期に建てられた徳川幕府の御殿にちなんでできた「御殿山」という地名に由来して【 殿上湯 】という名前がつけられたそうです。
♨︎きれいで古風な内装!♨︎
2010年にリニューアルされたそうで、とにかくきれいで居心地の良いロビーです。
フロント式の受付にはアメニティも充実していて、忘れ物があったとしても安心ですね。
♨︎ゲルマニウム温浴!♨︎
フロントまで行くと、右手に扉が見えてきます。
なんの扉でしょうか?扉の横に掛けられたパネルには、「 ゲルマニウム温浴 」という文字。
ゲルマニウム・・・・ラスボスっぽいな
そんな元素IQが豆粒程度の僕のためにか、説明が書かれていました。
?ゲルマニウム温浴とは?
① 末梢神経や毛細血管の2/3が集まる手のひらや足の先を、アサイゲルマニウムを溶かしたお湯に手と足を浸けて、たくさん汗をかく。
② 血行が良くなり、新陳代謝を盛んにしてくれる。
つまり、体にいいらしい!でも、一体どんなものなの?どうやるの?
流行る気持ちを抑えて抑えて!!これがゲルマニウム温浴です!!!
・・・・・・・・これが、ゲルマニウム温浴・・・・のできる場所。扉の先には、イスが3つ並んだおしゃれ空間が。
ゲルマニウム温浴の完成形を掴むために、代表に浸かっていただきました。
きもちよさそうですね!代表が猫みたいに見えてくるのもしょうがないです。
タオルとクッションも貸してくれるそうで、行き届いたホスピタリティに脱帽です。
こうして手と足を浸して、20~30分待つと、血行促進によって、新陳代謝が良くなると!
女性を中心に人気なサービスらしく、
① ゲルマニウム温浴で代謝をよくする
② 銭湯の湯船に浸かってさらに老廃物を排出する
というコースがオススメらしいです。「美人まっしぐらロード」とでも言うのでしょうか。
♨︎おしゃれでレトロな脱衣所!♨︎
さて、気になる脱衣所に行ってみましょう!まずは男湯!
天井が高く、奥の浴場まで抜けて見えるため、開放感がありますね。
棚も低めにあるため、子供さんや高齢の方にも使用しやすくなっています。昔ながらの体重計も、いい味出してる!
また、洋式トイレにもこのように手すりが付けられているため、高齢者も安心して使用できるそうです。
おもてなしを忘れない、粋で素敵な配慮ですよね。
♨︎粋な装飾!♨︎
フロントからも見えていた、天井にあしらわれた歴史を感じさせる装飾は、店主の意向で、リニューアルの際に変えずに残したそうです。
この他にも、古き良きところが残っていますので、それを探してみるのもおもしろいかもしれませんね。
なお、この【 殿上湯 】さんはスペース貸し出しにも積極的で、映画撮影、PV撮影、演奏会等でも使用できるそうです!
クリエイター、アーティストの方々、下見を兼ねて一度浸かりにこられてはいかがでしょうか?
♨︎いざ男湯!♨︎
殿上湯の魅力である、
” 地下135Mから汲み上げられた天然の地下水 “
その水をつかった、「 備長炭風呂 」がこちら。
なんという贅沢さでしょうか。
やきとりにおける備長炭に、そわそわしがちな皆さん!ここでは、備長炭をお湯に使っていますよ!
この後、実際に入らせていただきましたが、お湯が柔らかく、入浴後も肌がつっぱらないように感じました!
以上、ここまで、【 殿上湯 】の男湯側を紹介しました。
気になる女湯側と、殿上湯のさらなる魅力は次回の【 Part.2 】で紹介します!
湯船につかりながら、おっちゃんを観察するのが好きです。
(見てて飽きないっす。)
旅先での銭湯が好きな、広告系会社員。