今回ご紹介するのは中野区にある「江古田湯(えごたゆ)」さん。
中野区の閑静な住宅街の中にある銭湯です。
住宅街を歩いていると現れる、ちょっと変わった四角い煙突。これが江古田湯の目印です。
ちなみにとなりの練馬区にも同じ「江古田湯」の名を持つお風呂屋さんがありますが、そちらは「えこたゆ」と読むそうです。いつかそちらも取材してみたいものです……
入口はこの奥、階段を降りたところにあります。
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中の様子を見ていきましょう。
こちらは男湯。広々とした脱衣所の向こうには……
江古田湯さん自慢の大きな浴室!せり出した丸い浴槽が特徴的です。
カモメとヨット、太陽をあしらったタイル絵もなんともかわいらしいですね。
みなさんにおすすめしたいのがこちらの「うたせ湯」。
赤いボタンを押すと天井から伸びたパイプから滝のようにお湯が出てくる仕組み。
単純なようですがこれがとても心地いい!日々デスクワークに追われる筆者、凝りがちな肩をやさしく刺激してくれるうたせ湯のありがたさをただただ感じます……
続いては女湯。こちらの脱衣所にはベビーベッドのほか、洗濯機やレトロなドライヤーが用意されていました。
江古田湯さんでは毎週木曜日と日曜日は薬湯を実施しています。
取材中、薬湯の準備をしているご主人の姿をとらえることができました。
ご主人の手によって入れられた薬湯の素で
みるみる赤く染まっていくお風呂……
そう、この日の薬湯はその名も「紅葉風呂」!
モミジのような真っ赤に染まったお湯。秋深まる今の時期にぴったりです。
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オーナーの小池さんご一家は代々続く銭湯一家。ご主人とおかみさんが出会ったのも銭湯だったとか。
前のオーナーからこの銭湯を引き継ぎ、以来40年近く江古田湯とともに歩んできました。
現在はご主人、おかみさん、そして娘さんの3人で支え合いながら経営しています。
<写真のリクエストにも笑顔で応えてくれるおかみさん>
「毎日の掃除も運動だと思うと楽しい」と笑顔で語るご主人。
とにかく明るく元気、おもてなしが大好きなおかみさん。
Twitterで情報を発信するなど、新しい感性で銭湯を盛り上げる娘さん。
小池さんご一家のその人柄に、まるでお風呂のように心温まったのでした♨︎
人と人との交流の場である銭湯。その役割を改めて感じさせてくれた中野区・江古田湯さんでした!
江古田湯さんのTwitterアカウントはこちら!
夢は銭湯でライブをすること。
熱い湯と水風呂が好きです。