今回は前回の喜楽湯【PART.1】に続き後編【PART.2】をお送りします。
荒川区の梅の湯と共に栗田家によって営業されている埼玉県川口市の喜楽湯さん。
2年前に2度目の改装をしたばかりとあって銭湯内部が新しくなっている銭湯です。
今回は女湯と、銭湯の心臓部である釜の設備などを紹介していきます!
それではまずは女湯浴場から見ていきましょう!
女湯も日当たり良く、気持ちの良い浴場となっております。
若い利用者は銭湯を夜に利用する機会が多いと思いますが個人的には昼間の銭湯を楽しんでほしいなと思っております。
日曜の昼下がりに入る銭湯はなんとも贅沢ですよ〜
こちらも奥から水風呂、ジャグジー、寝風呂、スーパージェット風呂が並び、男湯とシンメトリーになった造りとなっています。
お湯に差し込む光がこれまた気持ちがいい!お湯の温度は男湯と共に41℃ほどです。
熱めのお湯にゆっくりと浸かりましょう。
女湯もサウナ完備!水風呂との交互浴を楽しみましょう!
女湯脱衣所です。こちらは中央の憩の椅子が竹のベンチ。奥に髪乾燥機もあります。
男湯同様仕切りの前には大きな姿見が!こちらで女子のたしなみチェックを…!
女湯の方も標準的な設備が整っておりどなたでも気軽に入れる銭湯となっております。
この日は天気も良く開店前ということもあり窓の外から木の匂いが香ってきました。
喜楽湯さんは基本的な燃料を薪でやってらっしゃるので外の敷地内には薪がたくさん保管されており、その薪の匂いが香っていたのです。
今回は内部だけでなく外の薪置き場や釜の方も見せていただけたので、ここからはいつものレポートとは違った「釜」もご紹介させていただきます!
というわけで早速外へ。
そうそう、入り口の横には休憩場所となるスペースがありまして、こちらで休憩ができます。
銭湯のお客さんでない方も道中こちらで休憩されて行かれる方もいるそうですよ…笑
そして敷地内の裏へ周ると…
沢山の薪、薪、薪!
というよりまだ廃材の状態ですね。家の解体などで出た廃材を業者さんが運び込んでくれるらしいです。
それをチェーンソーや電動ノコギリで薪にしてくそうです。
この日は栗田くんのお母様がその作業をやられていました。
大変そうな作業ですがチェーンソーや電動ノコギリを扱えれば女性でもできるようですね。
そして切り出した薪を…
釜に焼べる!
すでにある程度お湯が沸いた後だったので火はさほど大きくはないですが、準備中などはもっと轟々と燃えているらしいです。
元が家などの廃材なので燃やした後は釘などの金具が残るようで、それは別で回収しておき、また業者の方が廃材を持ってきた時に回収した金具を回収してもらっています。
業者側が処分をしづらい廃材を銭湯側が燃料として燃やし、銭湯側が処分をしづらい金具などを業者側が引き取るというウィンウィンなサイクルでまわっているようです。
今回栗田くん(写真右)には同い年ということで色々とお話が聞けました。
銭湯業界内では若い担ぎ手なので既に色々なところで広報的に露出が多く、取材にも慣れていたので撮影や裏側の設備なども色々と見せていただきとても勉強になりました。
ということで最後に一緒にパシャり。お母様に撮ってもらいました。
僕はなぜふてくされた感じで写っているのだろう…。
僕は銭湯の経営者側という立場ではないのですが、今後とも一緒に銭湯を盛り上げていければと思います。
喜楽湯さん、栗田くん、ありがとうございました!
銭湯とデザイン。社会事業会社「Tokyosento Inc.」代表取締役とデザイン会社「DSCL Inc.」取締役を兼任しています。 現在は新しく銭湯を中心としたコミュ二ティの活性化やソーシャルデザイン領域をやっています。
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