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そんな銭湯を、銭湯好きの記者達が実際に取材し紹介していきます。

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トップアスリートも通う銭湯! 高濃度人工炭酸泉とおもてなしの心『川場湯』【練馬区 / 氷川台駅】

〒176-0002 東京都練馬区桜台3-15-14

氷川台駅から徒歩5分、高濃度の人工炭酸泉が味わえる練馬区『川場湯』さんを今回取材してまいりました。
「♨ゆ」のかわいい看板が目印です。

*『川場湯』のイチ押し*

  1. 氷川台駅から5分。高濃度の人工炭酸泉が味わえる!
  2. 天然の軟水シャワーと炭酸シャンプーで美しく!
  3. さらに露天風呂まで……その源泉はおもてなしの心

『川場湯』は「身体の疲れをバッチリ取りたい」「熱いお風呂は苦手だけどじっくり入りたい」「肌の荒れや髪のダメージが気になる」という人にとってもオススメ。駐車場もあるので車で来られて便利ですよ。

それでは早速、中に入ってみましょう。

 


リオ五輪銀メダリストも通った高濃度人工炭酸泉とは?


突然ですが皆さん、「炭酸泉(たんさんせん)」という言葉は耳にしたことはあるでしょうか?

いわゆる炭酸ガスが溶け込んでいるお湯のことで「疲労回復や冷え性」に効果があり、「バブ」「きき湯」などの入浴剤でご存じの方が多いかもしれません。(大分県の長湯温泉が有名)

実はスポーツ界でもその効能が高く注目されており、五輪の日本代表選手サポートハウスやサッカー日本代表選手の合宿地にも炭酸風呂が使われています。

トップアスリートにとっては常識と言われるほど、疲労回復に抜群の効果がある炭酸のお風呂。こちらを高濃度で提供しているのが、今回ご紹介する『川場湯』なのです。

早速入ってみると、瞬く間に肌にたくさんの細かい泡が!

これが炭酸泉の特徴ですね。じんわりと温かくなってくる感覚がやみつきになりそうです。

「そこの天井に頭がついちゃうくらい身体が大きかったんですよ」と話すのは店主の津野さん。

なんと2016年のリオ五輪で銀メダルを獲得したある選手が、『川場湯』の高濃度人工炭酸泉を身体のメンテナンスのために、愛用していたそうなんです。(スポーツ強豪校の部活動寮が近くにあります)

人工炭酸泉を提供する銭湯は数あれど、メダリストに愛された銭湯はかなり貴重では……。

 


天然の軟水シャワーと炭酸シャンプーで美しく!


東京メトロ有楽町線 氷川台駅から徒歩5分の場所にある『川場湯』は、2009年にリニューアルをしたビル型銭湯です。カウンターはフロント式、白湯と高濃度人工炭酸泉、露天風呂の3つの浴槽が楽しめます。


男湯の浴室


女湯の浴室

『川場湯』は、地下115mから井戸でくみ上げられる「天然の軟水」(硬度32mg/ℓ)を使用しています。浴槽に張られている湯はもちろん、シャワーやカランの湯水にもこの「天然の軟水」は使われているんです!

「軟水だと何がいいの?」という声が聞こえてきそうですが、「泡立ちがよく、肌の角質層をほぐしてスベスベ肌に。洗髪後に髪がパサつかず、乾燥を防ぐ」などと、良いことづくし!

さらにさらに、女性限定で“炭酸シャンプー”のサービスも行われています!

普通のシャンプーに比べて、頭皮や髪に優しく、汚れもよく取れてサラサラになると人気です。
平日の20時以降限定のサービスですが、無料なのでぜひお試しください。

 


さらに露天風呂まで….….『川場湯』のおもてなしとは。


疲労回復に美容効果と、すでに魅力たっぷりの『川場湯』。

実は温泉気分が味わえる本格的な露天風呂も用意されています。

住宅地にあるため、外の景色こそ見られませんが、爽やかな外気をしっかりと感じます。入浴剤入りで乳白色の湯、津野さんこだわりの岩づくりの浴槽と行灯を模した照明が、温泉宿のような趣きを演出しています。

実は露天風呂だけは男女で全く違う造りになっているんです。カップルで訪れた人は、それぞれの感想を共有してみると面白いかもしれませんね。

さて、『川場湯』のこだわりはこれにとどまりません。

その源泉は津野さんご夫婦のお客様に対するおもてなしの心。

・炭酸泉に長く入ってもらえるように、温度はぬるめ。更にジャズのBGMがかけられています。

・それ故に混んでしまうこともある炭酸泉。比較的空いている時間帯の案内が掲示がされています

シャンプー、リンス、無料の貸しタオル完備。忘れてしまっても大丈夫。

・女性のお客様に。化粧落としや保湿クリームのアメニティ販売。高級ナノイードライヤーもあります。

飲み物を入れる保冷ボックスがあります。長湯をしても水分補給をしっかりと!

・とにかく掃除が徹底されています。

などなど。

取材に際して、「お客様の立場になれば」という言葉を繰り返し使われていた津野さんご夫婦。
その気持ちはちゃんと利用者の方に伝わっているようです。

『川場湯』では、オケと椅子がそれぞれのカランの前に置かれているのですが、いつ訪れてもこれらがキッチリ並んでいるんです。

また、銭湯の脱衣場は床が濡れていることがありますが、『川場湯』はそんなことありません。
どちらも利用者の方々が非常にマナーよく使われているんです。

「他人同士が裸を見せ合い、お互いが気持ちよくなれるように気を配る」

というのが銭湯の素晴らしい文化の一つだと思いますが、利用者と経営者の間にも同じような関係が結ばれているんだなと感じました。

素晴らしい銭湯です。皆様もぜひ!

AUTHOR

Yoshiyuki Kono

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アスリートメダリスト川場湯氷川台駅炭酸泉練馬区露天風呂
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