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東京に銭湯は600軒以上あり、あなたの街にもあります。
知らない銭湯。行ったことがない銭湯。行ってみたい銭湯。
そんな銭湯を、銭湯好きの記者達が実際に取材し紹介していきます。

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【練馬区 / 武蔵関駅】練馬の外れのホット空間「第二亀の湯」後編 カムバック銭湯記 第2回

〒177-0051 東京都練馬区関町北1丁目15−7

銭湯に行かなくなり、気づけばシャワー派になってしまった風呂時間。でも、心に
くすぶる
銭湯への想いと共に戻って来た、カムバック銭湯派第2回。(第1回から読む)

 

自分の住む街に銭湯があったら、実際に通う通わないに関わらず、
チラリと見ちゃうと思うんですよ。で、銭湯から出てくる人って
すごくゆったりしてるように見えるんです。ちょっと明るくなってるというか。

それで「いいなぁ。お湯に浸かるってそんなん変わるっけ?」なんて思ってたわけです。
でも実際、久しぶり裸になって身体を流していると、なんだかどんどん前向きな気分になってくる。
その日のあれやこれやを思い出しながら身体を洗っていざ入浴すると、

ジワ〜〜〜〜〜〜っとクルんですよ!

練馬区第二亀の湯20150605-6

第二亀の湯さんでは中温風呂(約41℃)、高温風呂(約42〜3℃)とあるんですが、とりあえず中温風呂へ。
泡がポコポコと身体を抜けて水面で良い音を立てるんですが、それがまた気持ちがイイ。
隣からは常連さんと思しきおじさんたちのリラックスした会話も聞こえてきたり、
そうして目を閉じてると、さらにじわ〜〜っと温まってくる。
「こ、これは、気持ちいいわ〜」っと何か自分の中で変わっていくのを感じる・・・

しっかり身体を拭いて、ロッカーを前で一休みする頃には、超ポジティブになってる自分がいる。
あーなんか明日もがんばろうかなぁ〜なんて言いたくなってる。
そのまま、カウンターでコーヒー牛乳をゴクゴク飲んで、外に出た時に
「これか〜!みんなこれをやってたのか〜〜!」と分かったんです。
この段階で既に次はいつ来ようか考えてる。

ちなみに、女湯は、
練馬区第二亀の湯20150605-7

カウンターの左手が女湯の入り口。

練馬区第二亀の湯20150605-9

練馬区第二亀の湯20150605-10

練馬区第二亀の湯20150605-11

中はこんな具合。
基本的なスペックは男湯と変わりません。温度も一緒。シャンプーとボディーソープは持参しましょう。

さて、そんな第二亀の湯さんですが、
今年末から改築工事に入る予定で、来年2016年にリニューアルオープン
するそうです!営業は年末ギリギリまでする予定ですのでご安心を。
もちろんリニューアルの様子も追いかけてご報告します。

さて、リニューアルというと聞こえは良いですが、やはりこのご時世なかなかに大変とのこと。
それもそうですよね、銭湯といえば、どんどんその数が少なくなっていっているのが現状です。
でも、じゃあ銭湯のありかたって何よ?というところで、店主の高野さんは、こう仰ってました。

それは、“地域のコミュニケーションの場” だと。

私は犬の散歩でよく亀の湯さんの前を通るのですが、たしかに、のれんの下でおばちゃん達が
風呂上がりに話してたりするんですよ。湯船でおじさんが話していたり、なんかオープンになると、
自然と会話も始まるんですよね。かくいう私も犬かわいいねぇなんて声をかけられるのは、亀の湯あたりの道路なんです。

こりゃあ、スマホの小さい画面でコミュニケーションなんて言ってないで、
一発お湯に肩まで浸かった方が、ホットなコミュニケーションがとれるんじゃない?!

なんて思いを募らせながら、
銭湯の何たるかを少し分からせてくれた第二亀の湯さんでした。

AUTHOR

岩崎 宏俊

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武蔵関駅第二亀の湯練馬区
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