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東京に銭湯は600軒以上あり、あなたの街にもあります。
知らない銭湯。行ったことがない銭湯。行ってみたい銭湯。
そんな銭湯を、銭湯好きの記者達が実際に取材し紹介していきます。

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初めての「レトロ銭湯」にオススメ!居心地の良さナンバー1!『松の湯』【墨田区 / 錦糸町駅】

〒130-0021 東京墨田区緑3-4-6

 
JR錦糸町駅から徒歩15分ほど。今回取材させて頂いたのは、墨田区『松の湯』さん。

「昔ながらのレトロな銭湯に行ってみたいけど、初めてだと入りにくいなぁ……、怖いなぁ……」と思っている方にオススメの銭湯なんです。居心地の良さナンバー1、初めての『レトロ銭湯』体験してみませんか?

 

銭湯のトレードマーク、煙突もバッチリ見えて、入る前からワクワク。

 

 

まず『松の湯』さんで目に入ってくるのが、立派な外観!

神社仏閣のような「宮造り」の特徴が残る建物は、60年ほど前に建てられたものだそう。

銭湯のトレードマーク、煙突もバッチリ見えて、入る前からワクワクします。入り口には営業時間・料金などの看板も出ていて、分かりやすくて入りやすいです。手書きの看板がかわいい……!

 

のれんをくぐると玄関にはカラフルな靴箱が。レトロさとかわいさを兼ね備えているのも『松の湯』さんの特長。

端にはブーツが入る大きな靴箱もあるのが嬉しいポイントです。

 

玄関の照明もレトロで素敵!

 

 

受付はフロント式です。券売機の表示も分かりやすいので、初めての『レトロ銭湯』でも安心です。券売機でチケットを買ってフロントへ。アメニティもたくさん取り揃えられています。ロビーにはハンガーラックもあるので、コートやスーツもかけられますよ。

それではさらに内部に迫ってみましょう~!

 

レトロな雰囲気の浴室。でも、お湯は少しぬるめでちょうど良い。

 

まずは脱衣所から。こちらは男湯。

 

こちらは女湯です。針のある体重計やおかま型ドライヤーがレトロな雰囲気。

ハンドドライヤーは無料で使用できます。アメニティが充実しているのは嬉しいポイントですよね!

 

 

メルヘンな雰囲気なモザイクタイル絵が目を引く浴室。アーチ状になった天井のグリーンもかわいらしい雰囲気です。

シャンプーとボディソープは備え付けのものがあるので仕事帰りなどにも気軽に立ち寄れます。(墨田区内の銭湯はすべてシャンプー・ボディソープが備え付けられているそうです。すごい!)

 

『松の湯』のお湯は薪を使って沸かしています。薪のお湯ってつきさすような感じがなくて、まろやかでお肌に優しい気がします。それによく温まる!温度は42℃くらいです。

もともとは熱めのお湯が好きな常連さんが多かったそうですが、最近はお客さんにはファミリー、お子さんも多いそうで少しぬるめにしているんだとか。「あとはあまり熱いお湯は体にもよくないしね……」とのこと。

一番右の浴槽は薬湯。ユニークな変わり湯も多くて、この日は「紅葉狩り」のお湯。季節感いっぱいの日替わり湯で、何度も通いたくなります。

 

東京一強力スチームの出るサウナ!

 

こちらはスチームサウナ室。このサウナ、サウナ愛好家のみなさんにおすすめ!

「たぶん、東京一強力スチームの出るサウナ」!(個人的感想です……笑)

今までたくさんの銭湯のサウナに入りましたが、『松の湯』のサウナのスチームの熱さはスゴイ! しっかり汗をかけます! スチームサウナなので肌の乾燥も気になりません。

 

サウナマットと除菌スプレーも。これは嬉しい! 細やかな気遣いに感動です!

 

サウナの後には欠かせない水風呂も! 冷たすぎず入りやすいので、水風呂初心者の方にもおすすめですよ!

お風呂上がりにはロビーでゆったり。ここでおしゃべりをしていくお客さんも多いんです。

 

お風呂のあとには、ウォーターサーバーでしっかり水分補給! これも嬉しいサービスです。

 

ドリンク類も充実。ビンのコーラやファンタもあります! レトロ感が高まります~!

 

ロビーには……大相撲の絵番付! 相撲雑誌も置いてあります。

『松の湯』は錦糸町駅と両国駅の間にあります。両国国技館からも近く、相撲観戦帰りに立ち寄る方も多いそうです。(実は大相撲ファンの私も国技館帰りにお邪魔しました。

本場所中にはロビーのテレビでみんなで大相撲観戦という光景もよく見られるんだとか。また、近くに相撲部屋も多いので、若手力士もお風呂に入りに訪れるそう。運がよければ未来の関取に遭遇できるかも……?!

 

一度行くと、今度は「ただいま~」と訪ねたくなる『松の湯』

昔ながらの建物でレトロな雰囲気がありながらも、アメニティなど細やかなサービスが行き届いている『松の湯』。

『松の湯』を経営するのは公衆浴場の再生請負などをされている平野さんご夫婦。今回は奥様にお話をお伺いしました。

平野さんご夫婦が『松の湯』の経営を始めたのは2年ほど前のこと。銭湯に出入りしている業者の方から『松の湯』が休業しているという話を聞き、前オーナーから引き継がれたそうです。

様々な事情で経営ができなくなってしまった銭湯の相談に乗り、経営を引き継ぐことも行っている平野さん。現在は『松の湯』の他に、東京都大田区『入船湯』、横浜市鶴見区『いやさか湯』も経営されています。SNSでも情報発信されていて、銭湯に行ったことがないという方や若い世代の方にも行きやすくなっています。

墨田区『松の湯』
https://twitter.com/sentoyoitoko

大田区『入船湯』
https://twitter.com/sentoyoitoko2

横浜市鶴見区『いやさか湯』
https://twitter.com/sentoyoitoko3

お話を聞いて感じたのは、本当にお客さんを大切にされているんだなぁということ。

「こういうものがあったらいいな。と思うことはどんどん実践しています。」と平野さん。充実したアメニティや細やかなサービスはここから生まれているんですね。そして大切にしているのは「清潔であること」。基本ですが、掃除をしたり、具合が悪くなったお客さんがいないかなど声をかけたりと、脱衣所・浴室はこまめにスタッフの方がチェックしてくれるので、いつもピカピカでとっても気持ちいいんです。

経営を引き継いで2年、お客さんの数は1日平均で2倍以上に増加!

昔からのお客さんは続けて通ってくれ、SNSを見た、口コミを聞いてという新しいお客さん、お子さん連れの方も増えたそうです。「昔ながらの銭湯に行ってみたいけど、なんだか入りにくいなぁ……」と思っている方はぜひ『松の湯』へ行ってみてください。「初めての方にも、昔からの常連のお客さんにも居心地が良い空間であるように」本当に誠実で、すべての「お客さん思い」な銭湯です。

 

一度行くと、今度は「ただいま~」と訪ねたくなる『松の湯』。

私もまた来ますね~!

AUTHOR

平尾 美奈

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スチームサウナ墨田区松の湯錦糸町駅
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