「今日のオフロ#東京編」第十一話。久しぶりに向かった銭湯のお話
つい最近第、一話・第七話で登場した、なぜかドライヤー代(30円)をもらう銭湯へ向かいました。
そこの銭湯で髪を乾かそうとした時、ドライヤーが新しいものに変わっていました。
「ドライヤー、新しくなってますね」と番頭のおばあちゃんに話したら、
「もう、ずっと前から変わっているよ」と答えてくれました。
私は銭湯の目の前に住んでいるため、普段は一番近くの銭湯に向かいます。以前通っていた銭湯へ向かうとなると、何かの用事で近くまで立ち寄った時くらいで、向かうタイミングは必然的に少なくなります。
それでも番頭のおばあちゃんと私のように何かしらのコミュニケーションがあると、最後にそこの銭湯へ立ち寄った日がたとえ半年前であっても、昨日のような感覚で過ごしてしまいます。きっとこれは銭湯でなくても共通するものなのですが、何者かの日常に内気な自分であっても、存在していたことを改めて実感します。
ドライヤー代(30円 ※2分につき10円)をなぜかいただくことも、3年目に入りました。しかしドライヤーは新しくなり、性能もよくなったことから髪が早く乾いたので、帰り際おばあちゃんに10円を返し、私は駅を目指して帰宅しました。
4コマ漫画「今日のオフロ#東京編」とは?
銭湯の目の前で暮らす、「東京銭湯 – TOKYO SENTO -」ライター・のんたん。彼女の目から見た、ちょっとゆるくて、ちょっと優しい東京都内の銭湯での日常を、4コマ漫画でお届けします。※4コマの内容は基本すべて、ノンフィクションです。
ゆるい4コマもなんやかんやで、連載が始まって1年が経過しました。ありがとうございます。
銭湯4コマ漫画家(のんたん)
・風呂つきアパートの目の前に銭湯があり、ほぼ銭湯に通っている女です。
・銭湯で起こったことを、抑揚のない4コマで展開しています。
・絵筆を持つと全く異なる作風を発揮します。(詳細はinstagramで)
・音楽と散歩、種田山頭火が好きです。
・銭湯に特別なこだわりはありませんが、銭湯で過ごす平和な時間が一日でも長く続けばいいと思っています。
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