「今日のオフロ#東京編」第七話。自身の個展で起きた、銭湯に関わる温かいお話です。
展示に訪れた男性は、今日のオフロ第1話 (#001名前は知らないけれど)で登場した、某銭湯番台のおばあちゃんの旦那さんです。おばあちゃんと私は、お互いの名前は知らないけれど、なぜかドライヤー代(30円)をもらう関係が2年ほど続いています。
たまたま展示会場とその銭湯が近くにあったため、展示のDMを渡していました。
おばあちゃんは展示会場まで来てくれていたのですが、足が悪いため作品のある2階までは上がってこられず、窓から見える作品たちを眺めていたようです。
それを知った旦那さんがわざわざ展示会場まで足を運んでくださり、彼女に見せるため、カメラにたくさん、私の作品を納めて帰られました。
あの場でなによりも嬉しかったのは、自身の展示を通して、普段銭湯へ通わない方達にも、銭湯で働く方の優しさ・生き方を垣間見れるような機会が作れたことです。
「9月のプール」で実際に展示した作品
この作品のタイトルは、「裏庭」。2018年9月A1画用紙に描いた水彩画。展示会場で発表した絵の一つです。
普段はこのような、ノスタルジーをベースとした、どこかで垣間見た風景を点と線で表現しています。
※展示期間中は、東京銭湯の皆様に宣伝頂きました。本当にありがとうございました。
4コマ漫画「今日のオフロ#東京編」とは?
銭湯の目の前で暮らす、東京銭湯 – TOKYO SENTO -ライター・のんたん。彼女の目から見た、ちょっとゆるくて、ちょっと優しい東京都内の銭湯での日常を、4コマ漫画でお届けします。※4コマの内容は基本全て、ノンフィクションです。
銭湯4コマ漫画家(のんたん)
・風呂つきアパートの目の前に銭湯があり、ほぼ銭湯に通っている女です。
・銭湯で起こったことを、抑揚のない4コマで展開しています。
・絵筆を持つと全く異なる作風を発揮します。(詳細はinstagramで)
・音楽と散歩、種田山頭火が好きです。
・銭湯に特別なこだわりはありませんが、銭湯で過ごす平和な時間が一日でも長く続けばいいと思っています。
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