こんにちは。
今日も呑気に♨に浸かっております、みやべえです。
人混みに揉まれると急激にHPが削られがちな私にとって、銭湯はドラクエで言うところの村の宿屋(体力・気力が全回復できるスバラシイ場所)的な聖地。今日は人の多いところに出かけるぞという時は、よく「ついでに近くに銭湯ないかなー」と調べてから現地に向かいます。最近は特に寒さも厳しくなってきているので、人混みをかきわけ冷えた体をゆっくりお湯に沈める瞬間はもう至福。思わず「ベホイミ…」と吐息が漏れます。
今回取材させて頂いたのは、そんなニーズもバッチリ満たしてくれる墨田区の「薬師湯」さん。
家族連れや観光客で溢れるスカイツリーに一番近い、昭和28年創業の老舗銭湯です。
♨︎スカイツリーのお膝元!老舗銭湯「薬師湯」♨︎
とうきょうスカイツリー駅から徒歩1分26秒(イイフロ)というキャッチーな近さ。
早速向かいましょう。とうきょうスカイツリー駅正面口の改札を出て、スカイツリーとは逆の右手の切符売り場のある方に曲がります。黄色い古本屋さんの看板を右目に見ながら交差点までそのまま直進。
大きな横断歩道に出るので青になったら手を上げて渡ります。
渡った先を右折して、100メートルほど歩くと左側に薬師湯に到着!
近い。
まちがいなく近い。
ビルの1階にお風呂を構えるビル型の銭湯。
店頭にはその月の日替わり風呂スケジュールやイベント情報のチラシがところ狭しと貼ってあります。
では早速。
おじゃましまーす!
中に入ると目の前にあるカウンター式の番台には、タオルやシャンプーなどバスグッズがずらり。ただの番台ではありません。石鹸、カミソリ、シャンプーといった基本アメニティだけでなく、馬油、歯ブラシ、ヒアルロン酸乳液(しかもボトル)、あかすりミトンからお風呂上がりの駄菓子まで完備というもはや アメニティ屋さん と言ってもいい驚きの品揃え。これだけ色々揃っていたら、何を聞いても「あるよ」とちょっと渋めに答えてくれるかもしれません。ヤッターめんやよっちゃん酢イカもある…懐かしーい。
左側には大きなくつろげるスペースがあり、健康器具や電気マッサージ椅子、ソファーなどが置いてあります。
夜はたまに宴会やイベントを行っているのだとか。広々としたスペースでビール飲みながら風呂上がりにくつろぐとか最高ですね。奥に見える100円で2回できという味のあるアーケードゲームも気になるところ…。
ん?
こ、これは……!!
♨︎薬湯を自在に操る薬師湯の魅力♨︎
壁に貼られたカラフルな月間の日替わりスケジュール。
ゆず湯やひのきはわかりますが、
日本酒風呂とか
唐辛子(入浴剤総選挙第3位)とか
紅白風呂合戦信州りんご果汁湯vs信州白骨の湯とか
なにこれ変わり種すぎる!
お伺いしたところ、これらは三代目銭湯命人(めいじん)長沼氏が毎月手作業で作っているとのこと。
「薬師湯はビル型の銭湯で上のフロアにもお店があるため大規模な改修はできないので、こうやってお風呂のお湯自体を工夫しているんです。」
薬師湯は昭和28年に創業。 昭和63年に新たにビル型銭湯へ建替え、約1年後に水風呂設置のリニューアルを行ってから、ずっと同じ形で営業してきています。とうきょうスカイツリー駅に近い好立地ということもあり、週末は観光に来たお客さまやカップルで訪れる方も多いそうですが、1日に200〜300人訪れる入浴者のうちの多くは、地元の方なんですって。
毎日来る近所の方も楽しめるように、毎月テーマを決めて日替わりの薬湯を考えたり瓦版を作ったりしてるんですよ、とにっこりする三代目。優しげな笑顔の裏は湯に負けないくらい熱い思いがあるんですなぁ。
改めて今年のイベント風呂予定を見ると、
2月のチョコレート湯や8月のドリンク湯など他の銭湯ではなかなか入れない特別な薬湯が目白押しです。10月のパンプキン湯はかぼちゃがごろごろ湯に浮いているらしいですよ。(かぼちゃって沈むのかと思ってたら浮くんですねー!見てみたい!)
それでは脱衣所へ!
まずは気になる女性側から。
女性側の脱衣所にも薬師湯さんのアイデアとまごころがいっぱいです。
広い脱衣所は清潔感ばっちり。
奥にはエアロバイクやマッサージチェア、ソファなどくつろぎスペースがあります。エアロバイクまで設置された脱衣所は珍しいのではないでしょうか。ここでひと漕ぎしてからお風呂で汗を流すなんてこともできますね。みなさん着衣でご利用になるそうですが、これ裸で漕いでたらかなりシュールな画だろうなぁ…と思わず想像してしまいました。
今回の取材でさらに驚いたのはこちら。
トイレの横にさらに隠れた扉が…。
こちらは女の子の日でお風呂に入れない人用の個室シャワー!!!
色々と銭湯には入っていますが、個室のシャワーが付いているのは初めて見ました。薬師湯をおうちのお風呂代わりに使う人にとっては、これは嬉しい。利用者もそれなりにいらっしゃるらしく、銭湯に訪れる人のことをとことん考えた設計だなぁと思いました。
♨︎リゾート風のタイル画がかわいい広々とした浴場♨︎
まずは男湯からご紹介!
浴場に入るとすぐに、大きな内風呂があります。
ここが先ほどご紹介した 日替わり薬湯(イベント風呂)の舞台 。
地下から汲み上げた天然水を毎日薪を焚いて沸かしています。
壁には一面にリゾートを思わせるタイル画が。
モルディブあたりのイメージでしょうか。
床も天井も真っ白の中このブルーがとても際立っています。
内風呂の奥には、 サウナや水風呂 も完備!こちらは別料金で200円払うと利用できます。
男湯のサウナはリニューアルしたためか、木の感触も新しく綺麗な印象。
もちろん、女湯側にもサウナも水風呂もちゃんとありますのでご安心を。
女湯側は、ドイツのノイシュヴァンシュタイン城を思わせるようなタイル画と、
ギリシャのエーゲ海を彷彿とさせるような白亜の建物と真っ青な海を眺めながらお風呂を楽しめます。
このお風呂、先ほどの男湯に比べてお湯の色が変わっていますよね?
今回は特別に、薬師湯名物タワー風呂の実演をしていただいたんです!(わーい!!)
乳白色のお湯がじわじわと染まってゆく圧巻の光景は次回ご紹介!
国内から海外まで銭湯・温泉を巡り♨︎に浸かっています。露天風呂・混浴・炭酸泉が好き。長風呂は苦手。blogはこちら→みやべえの今日のみや風呂http://miya-be.hatenablog.com/
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