日々銭湯に通う人々は、どんな理由で、どんな想いで、銭湯に行くのだろう? 銭湯の魅力って、なんだろう? その答えはきっと、ひとつじゃない。きっとそこには、その人ならではの楽しみ方や、理由がある。 “Humans of 入浴” は、銭湯の千差万別な楽しみ方に焦点をあて、銭湯通いの極意をいろんな人たちにインタビューすることで、その魅力を掘り下げてみよう!という、TOKYO SENTOの連載企画です。
Vol.9:JURI NAGAI at アクア東中野
“Humans of 入浴”の連載もついに第9回目。2018年一発目にご登場頂くのは、永井樹里さん、21歳、大学生。カメラマンを目指す彼女のお気に入り銭湯は総武線「東中野駅」が最寄りの駅近銭湯『アクア東中野』。
一見銭湯とは思えない、スタイリッシュなマンション型。「東中野駅」東口からの道程には純喫茶や昔ながらの洋菓子屋さんがあり、ちょっぴりノスタルジックでレトロな雰囲気。駅から徒歩3分、併設されているコインランドリーが目印となっています。
水質がヌルヌル感強めで軟水好きにはたまらないと、東京銭湯 – TOKYO SENTO -女子メンバーでもファンが多い『アクア東中野』。シルク風呂や露天風呂、炭酸泉など、女性に嬉しいお風呂が充実しています。さらにミニプールが無料で楽しめるのでプチアミューズメントパークのような空間。
1: 荷物は少なめ、が永井流。 2: 今日も寒い! いざ銭湯へ! 3: いつもの銭湯グッズ。無印良品の化粧品は万能です。タオルは東京銭湯 -TOKYO SENTO -のイベントでゲットした記念品。 4: 併設するコインランドリーも、洗剤の泡立ちの良い軟水を使用してお洗濯できちゃいます。
♨ 永井さんの銭湯極意 ♨
Q:よく行く銭湯は?
燕湯 (台東区)、アクア東中野(中野区)
Q:銭湯に行く時間は?
早朝と、夜。
Q:お風呂上りに飲むなら?
ビール! ……と言いたいですが、わたしはいつもお水です(笑)。
Q:銭湯に持って行くものを教えてください。
タオル、ボディオイル、化粧落とし、洗顔
Q:「私だけのこだわり入浴術」はありますか?
あっついお湯に入って、水風呂に入って、あっついお湯に入るという繰り返しが好きです。自律神経を整えるのにも効果的なので実践しています!
Q:銭湯とあなたの出会いは?
私は鹿児島出身で、周りに温泉が沢山あり、幼い頃から温泉に行くこと自体が当たり前でした。小さい頃はお風呂が好きというよりは、お風呂から上がった後のおうどんを食べることが好きでした(笑)。東京に引っ越してきてからは、銭湯に行くという行為がとても幸せな時間になりました。カメラマンとして撮影など日々歩く事が多いので、脚がむくんだり、疲れたりすると「銭湯行くか〜〜っ!」ってなります。ホッとできる幸せタイムですね。東京の銭湯はまだ行ったことのない所が多いので、これから色々回ってみたいと思います。基本的に1人で回ってます。銭湯友達募集中です(笑)!
Q:あなたと銭湯にまつわるお話を聞かせてください。
私は人間観察が好きで、よく人の裸を見てしまいます。いやらしい気持ちはないですよ(笑)! 美大に通っているので、ヌードデッサンとかしている時に「この人ってこんな身体してるのか!」と、興味深かったので、ついつい……。見ちゃった人ごめんなさい(笑)。
Q:あなたにとってズバリ、銭湯の魅力とは?
やっぱり、疲れを癒すことと、肌の調子が良くなることですかね。蕁麻疹持ちなのですが、銭湯に行くとなんだか良くなるような気がします。銭湯から上がった後の、「ファッ」って、あの感じ、分かりますか(笑)? 幸せです。
“Humans of 入浴” 第9回、上京して銭湯の魅力に憑りつかれてしまった大学生、永井さんの笑顔いっぱいのインタビューでした。温泉には温泉の、銭湯には銭湯のそれぞれ違った良さがありますよね。アクティブに夢を追う大学生の元気の秘密は交互浴だったとは……! 銭湯好きの若者って意外と沢山居るんですよね。東京で銭湯仲間を増やし、新たなコミュニティが生まれていくのもまた面白いと思います。
次回の “Humans of 入浴” もどうぞお楽しみに!
“Humans of 入浴” は、銭湯の千差万別な楽しみ方に焦点をあて、銭湯通いの極意をいろんな人にインタビューすることで、その魅力を掘り下げてみよう!という、TOKYO SENTOの連載企画です。