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銭湯、お風呂に関する執筆コラムを掲載。

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【稲荷湯】高尾山に登ってイイ汗をかいて銭湯で汗を流そう!【八王子市 / 八王子駅】

〒192-0904 東京都八王子市子安町1-27-20

日々銭湯に通っていると、町を歩いているとこんなところに銭湯が!
逆に、銭湯に行こうとしたら道中に色々な魅力的なお店が!なんて気づきがよくあります。

全国各都市、各町に存在し、都内でも600軒ほど存在する銭湯は町のシンボリックな場所になっている所もあれば、それが別の施設、お店である場合もあり、それは相互に町を盛り立てています。
そこで銭湯だけでなく、その町の魅力もお伝えしていく企画。それが「せんとりっぷ」。

ライター宇田川がお送りする今回のせんとりっぷは、東京の西の都市「八王子」をご紹介します!

八王子市のシンボルといえば、遠足の定番「高尾山」
標高は599㍍で、初心者でも登りやすい山です。
新宿から京王線で約1時間!運賃は381円!
都心からのアクセスの良さからか、年間登山者数はなんとギネス認定の世界一!

今回は、もはや八王子のシンボルから東京のシンボルと言っても過言ではない高尾山に登って、汗をた~っぷりかいて市内の銭湯「稲荷湯」で流します!

 


① 登山前に駅前でルートチェックを!


高尾山登山の始まり、京王線「高尾山口駅」は木材をふんだんに使い、美しい高尾山の景色に溶け込んだ駅舎となっています。
駅前には、「高尾山口観光案内所 むささびハウス」がありますので、登山ルートの確認などはここで行っていきましょう。

また、売店「楓~Kaede~」では、飲料やお弁当のほか、ハイキンググッズも販売しているので、持って来忘れたものがあれば、ここで調達できます。

それでは準備も整ったところで、せんとりっぷ登山スタートです!!

 


② 表参道コースは茶屋に薬王院と、魅力がいっぱい!


高尾山の登山ルートは3つあります。

1号路「表参道コース」
タコ杉や杉並木、「高尾山の自然」をテーマにしたコースです。3.8㌔メートル。
6号路「びわ滝コース」
「森と水」がテーマ。途中に滝行を行う「琵琶滝」があります。3.3㌔メートル。
稲荷山コース「尾根コース」
「四季折々」がテーマ。秋にはこの山全体にもみじが紅葉して美しいです。3.1㌔メートル。

今回は、のぼりは「1号路」、くだりは「6号路」を行くことにします。

1号路は初っ端から急勾配が約2㌔メートル続きます……。しんどい……。
つづら折りの急坂を登り切ると「十一丁目茶屋」(電話042-661-3025)が営業していました。
疲れたので、ここで休憩です。

テラス席からの眺望を楽しみながら、コーヒーと団子のセットを頂きます。
聞こえるのは鳥のさえずりだけ。時より吹くそよ風が気持ちいいです。優雅なコーヒータイム。
しかし、ここはまだ中腹。山頂を目指し登山再開です。

茶屋を出ると、すぐに樹齢約450年の「たこ杉」が出迎えてくれます。
根っこがタコの足のようになっています。

たこ杉を過ぎると、ほどなくして寺院「薬王院」に到着。ここまで約90分の道のりでした。
本堂で「世界の平和と銭湯文化のますますの発展、そして東京銭湯 – TOKYO SENTO -の読者数向上」を祈念して最後の一踏ん張りです!

薬王院から約20分で、ついに山頂に到達です!
登り始めてから約110分での高尾山制覇でした。
頂上からは多摩地域が一望でき、天候に恵まれれば横浜まで見渡すことが出来ます。

 


③ 気分は冒険家! 沢下りの6号路コース


帰りは6号路を下って行きます。
6号路は沢に沿ったコースで、一部が写真のように沢の中を通るようになっています。ちょっとした冒険家気分が味わえます。なお、途中にトイレが無いので注意が必要です。
聞こえてくるのは沢のせせらぎと鳥の鳴き声。癒されます。

途中には滝行も行われる「琵琶滝」があります。
滝に打たれて冷えた身体を銭湯で温めるのも良いですね。(やりませんが……)

下山してから約1時間でスタート地点の高尾山口駅に戻ってきました。
イイ汗をいっぱいかけました!!
銭湯行きたいコンディション」は十分です!

高尾山口駅の隣には、「京王高尾山温泉 極楽湯」がありますので、早く汗を流したい方はこちらに立ち寄るのもオススメです。

6つの湯にサウナ、水風呂があるほか、食事処にマッサージ店も。
料金は大人1,000円、子供500円ですが、紅葉シーズンなどは特別料金になりますのでご注意を!

 


④ 登山愛好家が集う銭湯


さて、今回は八王子駅近くの「稲荷湯」で汗を流しますので、京王線とJR中央線を乗り継いで、JR八王子駅へ。

「稲荷湯」は同駅南口から徒歩5分とアクセスが良いです。
綺麗なビル型の銭湯で、店内も清潔感があります。浴室もスーパー銭湯の様な雰囲気。これで460円はちょっとお得な気分になりました。

男女の湯は1階と2階で分かれており、日替わりになっています。
取材日は1階が男湯でした。

ハイパージェットが全身の筋肉をほぐしてくれ、疲れた身体に効きます!
日替わりの薬湯もあり、この日は「ゆず湯」。冬至以外にゆず湯に浸かれるとは!

露天風呂は吹き抜け式で、見上げれば八王子の夜空が見えます。
縁台があるので、クールダウンできます。

まだまだ汗をかき足りないという方は別料金のサウナをどうぞ!
サウナの向かいには備長炭入りの水風呂もあり、お風呂の設備はとても充実。湯加減も熱すぎないので無理せず長湯が出来ました。

2階には休憩室があり、火照った身体をゆっくりと休めます。
自販機の種類が豊富で、ドリンクの種類が多いのが特徴です。

フロント係の方によると、「土日はハイキング客の姿も多い」との事。
立ち寄れば、銭湯好きだけでなく、登山愛好家同士の交流も生まれるかも!?

 

山に登ってイイ汗をかいた後の銭湯は、これまた格別でした!

AUTHOR

宇田川 聡志

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