日々銭湯に通っていたり、町を歩いていたりするとこんなところに銭湯が!
逆に、銭湯に行こうとしたら道中に色々な魅力的なお店が!なんて気づきがよくあります。
全国各都市、各町に存在し、都内でも580軒ほど存在する銭湯は町のシンボリックな場所になっている所もあれば、それが別の施設、お店である場合もあり、それは相互に町を盛り立てています。
そこで銭湯だけでなく、その町の魅力もお伝えしていく企画。それが「せんとりっぷ」。
今回は東京を離れ、四国の高知へせんとりっぷ!しに行ってきました。
①まずはお城へ!本丸の建築群が現存する立派な高知城
高知に着くと、まずは国指定重要文化財になっている高知城へ向かいました。
高知城は日本で唯一本丸の建築群がすべて現存する城郭で、長宗我部元親やその後の城主、山内一豊によって築城されました。
城内は広く、石垣や堀など見所があり、天守閣に登って高知の街を眺めたり、本丸御殿を見ることができます。
現存十二城の中でも、本丸御殿を残すのは高知城のみとなっています。
高知城の天守閣は1727年の大火によりほとんどを消失してしまいましたが、その後約20年かけて復元されたそうです。
②いよいよ、お目当ての銭湯へ! 常連さんで賑わう『城下湯』
高知城から歩いて15分くらいのところにあるのが、その名も『城下湯』です。
えんじ色のマンションに煙突があり、道路からは『城下湯』の看板が見えます。
入り口には暖簾があり、男湯と女湯に分かれています。
入浴料は大人400円。
中は番台式で、ロビーは無く、ドアを開けるとすぐに脱衣所になっています。
ロッカーはリフォームされていて、サイズが大きく使い易かったです。
13時40分開店時間に合わせて入ったのですが、浴室はすでに一番風呂を目指す常連さんで一杯でした。
カランは壁際に8個、天井は高く窓もあります。
そのため、広くはありませんがビル型銭湯とは思えない開放感があります。
湯船は42度くらいの四角いぬる湯と円形のあつ湯(どちらも同じ温度でした)に、ジェットが付いていました。ちょうどすっぽりと一人分が入る小さなスペースで囲われた、電気湯と薬湯もありました。
サウナもありましたが、しばらく使用されていない様子でした。立ちシャワーが1つあります。
特徴的だと思ったところは、浴室内の所々に飾りとしての小さな石が入ったコンクリートが使われている点です。都内の銭湯ではあまり見かけないと思いますが、湯船の縁や、洗い場と立ちシャワーの区切りなどに、石入りのコンクリートがたくさん使われていて、浴室のアクセントになっていました。
浴室内に高さ3メートルくらいの大きな観葉植物も置いてありました。
開店と共に賑わう浴室内で、洗い場が埋まっていたのでウロウロしていると、「そこの奥が空いてるよー!」と常連さんが声をかけてくれました。
あたたかい雰囲気の中で旅の疲れも取れ、良いお湯を頂きました。
③坂本龍馬や桂浜、カツオのたたきも忘れずに♪
高知と言えば、桂浜。カツオのたたきも頂きました。
坂本龍馬などの偉人も多く、歴史博物館など観光の見どころもあり、せんとりっぷを満喫できました^ ^
今回のせんとりっぷは高知県の高知城を中心に、観光を兼ねた町ぶらと町に根ざした銭湯を堪能しました。
皆さんも旅に行ったときは、ぜひその土地にある銭湯も探してみてください。
時間があれば都内で銭湯お遍路マップや銭湯アプリを見ながら、ぶらり銭湯巡りを楽しんでいます。
銭湯関係の繋がりも増え、充実した日々を過ごさせてもらっています。