住宅街に佇む“ザ・銭湯”
京急「雑色」駅より徒歩10分。商店街から少し歩いた静かな住宅街にある『太平湯』。ドラマ『拝啓、民泊様。』のロケ地となった銭湯でもあります。
どーんと構える宮造りの建築。まさに“ザ・銭湯”の顔です。
昔ながらの銭湯建築。高い天井が気持ちいい!
入口から男女が分かれ、番台でお金を支払う番台式。脱衣所側に向いた番台式は珍しくなりつつありますが、高い位置での番台ではないので、女性でもそれほど抵抗なく入れると思います。(伺ったときは女性スタッフでした)
脱衣所から高い天井で開放感たっぷり。浴室には中島盛夫さんの富士山ペンキ絵があり、昔ながらの銭湯の風情がうれしいです。
バイタル温泉、岩盤泉。いろんなお湯を楽しもう
お風呂はいくつかに分かれており、「ジェット寝湯」「岩盤泉」「電気風呂」「バイタル温泉」。
岩盤泉は天然鉱石を利用したもので、一人分座れるようになっています。
あまり聞かない「バイタル温泉」は、麦飯石という石を使った温泉。この浴槽だけちょっと熱めでした。
森林浴効果のあるスチームサウナあり
無料のサウナはスチームサウナ。フィトンチッドと呼ばれる樹木が発散する芳香を噴射することで、人工的に森林浴ができるのだとか。
水風呂はありませんが、こうした街の銭湯の無料サウナはうれしいものです。
***
それぞれの浴槽を試してすっかりポカポカに。
普通のドライヤーはなかったので、オカマドライヤーで髪を乾かして、帰りは雑色商店街へ。だんだんオカマドライヤーで乾かすのも上達している気がします。
風情ある魚屋さんや八百屋さんが並ぶ商店街を歩きながら、こういう銭湯も残っていってほしいなあ、と思うのでした。
黒湯豊富な大田区に生まれ、銭湯の恩恵を受けてスクスク育ちました。
X大田区中心に、日常的に銭湯利用中。本業は植物やお花のアレコレ。