住と工の町をあたためる銭湯
住宅と町工場が交錯する呑川沿いに、リニューアルしてまもない銭湯があります。かわいいピクトグラムが目印の『新呑川湯』です。2019年10月28日に全面リニューアルオープンした『新呑川湯』は、とにかく綺麗。ロビーに入ると暖かい照明に迎えられ、お風呂に入る前からほっこりした気持ちになります。
ラドン湯に熱々サウナで汗だくに
浴室に入って、まず目に入るのはラドン湯です。透明な壁に囲まれたラドン湯は、見た目の珍しさもさることながら、驚くべきはその仕組み。ラドン湯とは浴槽内に一定の濃度のラドンガスを送り込んだもので、このラドンは体内に取り込まれると体中の細胞を刺激し、活性化させます。そのため血流が隅々までめぐり、新陳代謝も良くなり、汗をかきやすくなります。銭湯でラドン湯があるのはなかなか珍しいです。
そして『新呑川湯』に来たなら、熱々のサウナは欠くことができません。温度は、銭湯サウナでは激アツの部類に入る100度超え。ラドン湯で血行が良くなっているので、少し入っただけでもあごや背中から汗がとめどなく滴り落ちてきます。そして、汗をかいた後に入りたくなるのは水風呂。20度前後の水風呂は、足がしびれることもなく、ほてった体をゆっくりと冷ましてくれます。
広い露天風呂に超気まぐれ水温計
『新呑川湯』の露天風呂は、屋根さえあるものの、広い浴槽と窓から吹き込む外気が気持ちよく、ゆったりと落ち着けるおすすめスポットです。しかし、そんな落ち着ける場所で唯一落ち着いていないのが水温計。約10秒ごとに切り替わる水温計は、40度台を行ったり来たり。時には50度を超える落ち着きのなさです。もちろんそんな熱いはずもなく、実際には快適な温度ですが、最初に入るときは身構えてしまうかもしれません。また、露天にはイスも2つあるので、サウナ後に外気浴をすることもできます。
綺麗で落ち着きのある『新呑川湯』。高温のサウナやラドン湯目当てに、わざわざ訪れてみてはいかがでしょうか。
銭湯に入らないと何も手につかない大学生
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