港町に残る、昭和18年創業の歴史ある銭湯
奄美大島に残る2軒の銭湯のうちの1つです。今でも廃材を燃やしてお湯を沸かしています。
(※取材時:2019年夏頃)
暖簾を潜ってすぐ目に入るのが、とても年季が入った木の下駄箱。東京ではあまり見ないプッシュ型。木の板を押し込むとロックされます。番台が下駄箱のスペースにあり、番頭さんから脱衣所は見えない構造です。昔ながらの風情があります。
脱衣所には家庭用のサウナボックスが置いてあります。フロントでサウナ台を支払うと電源を入れてもらえるそうです。
歴史を感じる浴室
浴室からも使い込まれた歴史を感じられます。おそらく修復などの手を加えず、作られた時のまま使われているという印象を受けました。タイルが割れてコンクリートの土台が見えている浴槽は、これまでたくさんの人使われた証だと思うととても込み上げてくるものがあります。
浴槽の形は東京と同じ、壁際に四角い浴槽が並んでいるタイプでした。浅い浴槽、深い浴槽、水風呂があります。
帰り際、番台のおばあちゃんに声をかけると、手持ちの紙に記念にとスタンプを押してくれました。
(残念ながら現在は廃業されたようです)
銭湯に居るとき以外は銭湯に行きたいです。
FACEBOOK