銭湯の醍醐味、富士の絵を楽しみながら麦飯石で健康に
JR常盤線「金町駅」の南口を出て右の金町末広商店会の通りを6分ほど歩いていくと「金町湯」はあります。
入口は立派な「千鳥破風」!
周りに大きなビルがないのと、歩道も確保された広めの道路沿いにあるためひと際威厳が感じられます。
中に入るとそこには広がるレトロ空間!まさに「THE・レトロ銭湯」といった雰囲気ですね。
「金町湯」は昭和18年に建てられ、2016年現在で73年の歴史を持つ銭湯です。
しかし昭和32、3年の頃一度「金町湯」は火事に焼かれ建て直しているので現状の建物では57、8年の歴史となります。
「金町湯」の番台ではロールカーテンがかかっているので脱衣所の目隠しができます。
番台式の入口であっても、女性も気軽に入浴ができます。
時代に合わせてフロント式に改装する銭湯が多い中、番台を残したまま目隠しが出来る設備となっております。
浴場はレトロ銭湯定番の富士のペンキ絵があり中島
「金町湯」では3年に1度の周期で描き変えてもらっているそうです。四角と丸い浴槽とシャワー、スチームサウナの設備が並びます。
「金町湯」のお湯には薬石として知られている「麦飯石」(ばくはんせき)が使われています。
「麦飯石」に含まれる天然の有効成分を肌から吸収し、温泉効果を得ましょう。
「麦飯石」の微粉末は医薬部外品として承認されているものなので疲労回復、神経痛、荒れ性などの各種皮膚病にも効果があります。
2013年に近くに新しくできた東京理科大学の葛飾キャンパスから物珍しさからか、若い方も増えてきてお客さんの年齢層の構成比も徐々に変わって来ているとか。
「金町湯」は常連さんに対する気遣いと、ロールカーテンの設置などによる新しい利用者に対する気遣いが感じられる銭湯です。
銭湯とデザイン。社会事業会社「Tokyosento Inc.」代表取締役とデザイン会社「DSCL Inc.」取締役を兼任しています。 現在は新しく銭湯を中心としたコミュ二ティの活性化やソーシャルデザイン領域をやっています。
XINSTAGRAM