東京テレビで放送されていた「昼のセント酒」。
「鶴の湯」はそのドラマの第1話のロケ銭湯になります。
場所は京成電鉄本線「京成小岩駅」から徒歩13分ほどの位置にあり、もう少し歩くと江戸川が見えて来ます。
どうでしょう、この「こういうのが好きなんだろ?」と言わんばかりの渋さ!
路面に面していますが車通りが少ない道路なのと、対面の土地にスペースがあるため真正面からこの面構えが拝めます。
「鶴の湯」の創業は昭和31年。現在約60年ほどの歴史を持つ銭湯です。
「鶴の湯」の入口は番台式です。普段番台には女将さんなど女性の方が座っておられます。
格天井(ごうてんじょう)の下、広い脱衣所にはソファーやテレビなどのくつろぎスペースがあり、その他にも脱衣カゴやYakultの冷蔵庫など銭湯ならではの設備が並びます。
「鶴の湯」のペンキ絵は浴場の仕切り壁の中央に富士山が描かれています。
ペンキ絵は江戸川区の銭湯なのでもちろん田中さん。最初は早川さんが描いていましたが、その後中島さんになり今は田中さんが描いているという流れです。
「鶴の湯」の浴槽の種類は手前が薬湯、奥の2つがボディーマッサージ風呂となっています。
中普請(内部の改装)を昭和56年頃に行い浴槽は現状のスタイルとなっていますが、昔は滝が付いた岩風呂もあったそうです。
薬湯は平成8年くらいからやり始めました。
そして外に出ると露天風呂も完備!平成10年頃に完成しました。
「鶴の湯」の周りは土地が広かったので敷地を広げやすいという恩恵があり、十分な広さの露天風呂です。
他にも脱衣所併設のウッドデッキがあったり、お米の販売などもしており、地域のお客さんに愛されている銭湯で
す。
銭湯とデザイン。社会事業会社「Tokyosento Inc.」代表取締役とデザイン会社「DSCL Inc.」取締役を兼任しています。 現在は新しく銭湯を中心としたコミュ二ティの活性化やソーシャルデザイン領域をやっています。
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