こんにちは、バスクリン銭湯部 部長の高橋です。
先日は「銭湯ふろまちライブラリー(inそしがや温泉21)」OPENイベントに
多くの皆さまにご参加いただき、ありがとうございました。
約50人、それぞれの想いがつまった素敵な本棚が出来あがった瞬間、
言葉にできない感動を覚えました。
銭湯に図書館をつくろう!「銭湯ふろまちライブラリー(inそしがや温泉21)」
https://tokyosento.com/special/7129/
銭湯×図書館という新たな取り組みにより、これからどんな化学反応が起きていくか、
私自身、本当に楽しみです。今回ご参加いただけなかった方も、
ぜひ「ふろまちライブラリー」に遊びに来てくださいね。
よろしくお願いいたします。
さてそれでは今回のコラムですが、
近頃、皆さまも、銭湯で外国人の方に出会う場面が増えてきたのではないでしょうか。
先月、全国公衆浴場組合主催の
「羽田空港でSENTO文化を世界に発信するイベント」に、
バスクリン銭湯部もお声掛けいただき、協力してまいりました。
今日はそのイベントレポートをさせていただきます。
世界から、日本の銭湯はどう見られているのか、お伝えしていきます。
イベントの舞台になったのは、羽田空港国際線ターミナル。
今回の会場は、出発ゲートに入る前の、上の階、4・5階。
日本人のみならず、外国の方も沢山往来しておりました。
そして皆さん、ご存じでしたか。羽田空港には、江戸の街並みがあることを。
国際線ターミナルの4階には、「江戸小路」と呼ばれる飲食店・お土産物店街があり、
昔の日本にタイムスリップしたかのような情緒が味わえます。
草履や着物など、日本のお土産から、寿司、てんぷらといった和食も充実。
日本の文化に触れられる素敵な空間がここにはあります。
ちなみにこの日、一番行列になっていたのは、ラーメン屋。
外国の方にとっては、ラーメンももう日本食なのでしょうね。
他にも、羽田空港には、見どころが沢山。世界の飛行機模型の展示など見るだけでも楽しめます。
こちらも搭乗しない人でも入れるエリアなので、お子さまとぜひどうぞ。
そしてここからが本題の銭湯イベントです。
今回のメインステージは、5階のお祭り広場。英訳されたSENTOイベントポスターがひときわ目立ちます。
主催は全国公衆浴場組合、運営は漫画家学会クールジャパン事業部。
さらに、羽田空港(東京国際空港ターミナル(株))、大田区、バスクリン銭湯部の協力の下、
羽田空港から日本の良き銭湯文化を世界に発信する初めての取り組みが開催されました。
内容も盛りだくさん。銭湯絵師のライブペインティングあり。英語/日本語での銭湯紙芝居あり。
フランス人・銭湯大使によるトークショーあり。
始まる前から、外国人ファミリーも興味津々のご様子です。(この様子に私たちも興味津々でした。)
イベントが始まると、多くのお客さんとマスコミの方がご来場。
私、高橋もここぞとばかりに、アツい想いを取材カメラに向かって発信。
(しかしながら、放送ではカットになってしまった模様、残念。。。)
「銭湯文化」世界へ発信 羽田空港で銭湯画ライブペインティング
https://www.youtube.com/watch?v=mzcANz12sAQ(出展:KYODO NEWS 共同通信社)
それもそのはず、
この日、最も皆さんの注目を集めた、日本に3人しかいないといわれる銭湯絵師の登場です。
イベントのメインを飾った銭湯絵師ライブペインティング。
以前いいふろナイトでもお会いした銭湯絵師、丸山さんによる実演です。
今回は空港内ということもあり、塗料も空港特別仕様。
外国人の方も注目の中、迷いなく強い筆先で書き上げていきます。
つづいて、こちらは漫画家学会さんによる銭湯紙芝居。英語/日本語で行われました。
紙芝居では外国人の方や会場にいた子供たちなどに銭湯クイズを出題。
銭湯の入り方やお風呂の魅力を紙芝居で伝えていきます。
イベントの締めは、銭湯大使ステファニーさん、浴場組合・近藤理事長によるトークショー。
「インバウンドを待っているだけでは遅い。
アウトバウンドでこちらから世界に発信していかなければ」と近藤理事長。
年齢や仕事の垣根を越えて、多くの人とのつながりを生み出す、日本の銭湯・お風呂。
この良き文化を今後も繋いでいきたいと感じるイベントとなりました。
会場ではSENTOに関するアンケートも実施。
抽選で銭湯やお風呂グッズがプレゼントされました。
どんなアンケート結果になるのか、集計が気になりますね。
最後に、企画運営を務められた漫画家学会の小林さんから、
「今回はゼロ回目だと思っています。
オールジャパンとして、今後も世界に向けて発信を続けていきたい」
とアツい言葉を掛けていただきました。
「バスクリン銭湯部」は、
銭湯やお風呂の新たな活用法や魅力を発信する活動を行っております。
お風呂のグローバル化もその一つ。
現在、訪日外国人の方の観光目的、第三位は温泉、というほど、
日本の入浴文化に触れていただける機会が増しているように感じます。
仲良く、楽しく、健康に。そんな入浴体験を
日本で、また海外で味わってもらえるよう、
今後、銭湯や温泉で外国人の方に出会った際は、
日本の文化であるお風呂の魅力を伝えていきます。(英語、頑張らないと。。)
こうして、羽田空港国際線ターミナルを舞台とした、初めての銭湯イベントは、幕を閉じました。
皆さまお疲れさまでした。
完
次回は羽田空港からすぐ2駅、大田区銭湯「重の湯」をご紹介します。
GO! FURO!
バスクリン銭湯部 部長 高橋正和
sento@bathclin.co.jp
㈱バスクリンの公認部活動として、2015年4月に設立いたしました。
WEBSITEX湯船につかる国、ニッポンの文化である“FURO”の魅力をお伝えします。
(お問合せ先:sento@bathclin.co.jp)