「今日のオフロ#東京編」第六話。梅雨明けしたばかりの、鶴の湯さんが舞台です。
今年の夏は、梅雨明けが早かった。うだるような暑さは、まだ記憶に新しい。銭湯にいた見知らぬおばあちゃんが、「暑いけどね、帰ったらガリガリ君食べてニュース見るの!」とお友達に話していて、その光景がすごく微笑ましかった。
私は、「おばあちゃんたち、どうか熱中症になりませんように。」とも思っていた。でもすっかり秋だ。
秋は銭湯にちなんだ記念日が多い。10月10日(銭湯の日)とか、11月26日(いい風呂の日)とか。銭湯に行く理由はさまざまだと思うし、その逆もあると思う。私はコミュニケーションがそれほど得意じゃないから、そういった理由で銭湯に向かうことは少ない。
それでも、知らないおばあちゃんたちの何でもない日常会話とか、各銭湯のお客さんのシュールな会話を見聞きするたび、「ああ理由もなく平和だな。明日も銭湯行ってみようかな」という気持ちで銭湯へ向かう。
それだけの理由で、5年くらい経った。今は一日の終わりに、少しだけ気持ちが優しくなる日常が続いている。良いことだと思う。
4コマ漫画「今日のオフロ#東京編」とは?
銭湯の目の前で暮らす、東京銭湯 – TOKYO SENTO -ライター・のんたん。彼女の目から見た、ちょっとゆるくて、ちょっと優しい東京都内の銭湯での日常を、4コマ漫画でお届けします。※4コマの内容は基本全て、ノンフィクションです。
銭湯4コマ漫画家(のんたん)
・風呂つきアパートの目の前に銭湯があり、ほぼ銭湯に通っている女です。
・銭湯で起こったことを、抑揚のない4コマで展開しています。
・絵筆を持つと全く異なる作風を発揮します。(詳細はinstagramで)
・音楽と散歩、種田山頭火が好きです。
・銭湯に特別なこだわりはありませんが、銭湯で過ごす平和な時間が一日でも長く続けばいいと思っています。
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