改良湯は2016年に創業100年を迎えました。
渋谷のヒカリエから明治通りを恵比寿方面へ真っ直ぐに向かうと、徒歩10分ほどで左側の路地のすぐ先に、ビルの壁面に書かれた「湯」の文字が見えて来ます。
中に入ると、フロントとゆったりとした広めのソファーがあるロビーにテレビがあります。
脱衣所は正方形に近い間取りで、中央に座る場所と、壁面2箇所にロッカーが設置してあり、シンプルでありながらとても使い易いと思いました。
浴室に入ると、カランや鏡がある洗い場の上部に、タオルや持ち込んだ私物を置ける金属製の棚が設置してあり、濡れないような細かな配慮が伺えます。
備え付けのシャンプーとボディーソープの数も十分にあり、タオル以外は手ぶらで訪れても問題なく入浴できます。
壁面には、白樺の木々が描かれていました。
お湯の温度が、熱す過ぎずぬる過ぎない、ちょうど気持ちの良い温度なので、ゆっくりと長湯が出来ます。温度計を見ると40度でした。熱い銭湯も良いですが、このくらいの温度の銭湯だと、ぼーーっとしたり、まったりと過ごせるので個人的にはとても好きな温度です。
ジェットマッサージのバイブラ、赤いライトが照らす赤外線風呂、超音波座風呂はどれもお湯がぶくぶくとしていて、マイナスイオンをたくさん浴びることができるので、とてもリラックスできます。
水温10度くらいの水風呂は、2人が入れる程度の広さですが、赤外線風呂から1メートルしか離れていないので、温冷を繰り返す入浴法で体を温めるには最適です。
湯船に浸かっていて気がついたのは、向かいの壁にある大きな時計がとても見易いというコトと、脱衣所との出入り口の上部がガラスになっていて、一見すると曇っているようにも見えますが、よく見ると魚や女性の後ろ姿などの絵がガラスにエッチングのような技法で描かれていました。
特別なものは無くとも、ほっと一息つける居心地のよい銭湯なので、渋谷やヒカリエに行った際など、ぜひ立ち寄ってみてください。
時間があれば都内で銭湯お遍路マップや銭湯アプリを見ながら、ぶらり銭湯巡りを楽しんでいます。
銭湯関係の繋がりも増え、充実した日々を過ごさせてもらっています。