住宅街にひっそり佇む“The昭和の銭湯”
JR京浜東北線「蒲田駅」からは歩くと17分くらいで、バスだと「新蒲田3丁目」下車から徒歩1分。
またまた、東急多摩川線「矢口渡駅」からは13分、京急線「雑色駅」から徒歩17分と、ハッキリ言ってどの駅からも近いとは言いがたい、住宅街の中にある本当に町の人のための銭湯です。
そんな場所にあっても行きたくなる「秀の湯」さんの魅力をご紹介します。
外装は少し手を入れられていますが、The正統派銭湯と言っていいほど中の作りは昭和のまま。
番台式で、浴室に入った瞬間の天井の高さには感動します。
船底天井という伝統的な意匠が特徴です。
また、注目してほしいのは味のある木造扉の自動ドア。
冬になると手動になることもありますが、なんともレトロ心くすぐる逸品です。
テレビなどは脱衣所によく配置されていると思いますが、ここはラジオの有線がかかっていて、番台の当番が変わると音楽の曲調も変わります。
私が行った時には、おばあちゃんの時は演歌が多くて、おじいちゃんはクラッシック、お姉さんはボサノバとかちょっとハイカラな感じでした。
のぼせず入れて子どもも安心
浴室はとてもシンプルです。
奥側に三種類、黒湯と浅風呂(バイブラ)と、ジェットの座バスがあります。
私は、浅風呂がお気に入り。足を延ばしてちょうどよく肩より少し下くらいまで浸かれるので、のぼせずゆっくりのんびり浸かれます。
お湯の温度も熱すぎず、お子さんにも入りやすい温度です。
水風呂、サウナはありません。
でも浴室も天井が高く、天井はきれいな水色に塗られていて、解放感があり一日の疲れが癒されます。
男風呂では富士山のペンキ絵も楽しめるようです。
薪で沸かしているので、本当に芯からあったまりますよ。
浴室の体重計や、頭を座って乾かすドライヤーなど昭和感あふれるものばかりで、レトロな東京の銭湯を楽しむことができます。
やっぱり番台に座っているおじいちゃんとおばあちゃんがいつもいい笑顔で出迎えてくれて、帰るときにも「おやすみ」と挨拶してくれるのが一番の楽しみですね。
男児2人の銭湯好きママです。
WEBSITE子供と楽しむ銭湯ライフについて書いてます。
ふろ無し物件の企画も行っています。