造り込まれた建物に清掃が行き届いた老舗銭湯
石神井公園駅から、公園とは反対側へ、住宅街を歩いて10分ほど。立派な白壁宮造りの門構えで出迎えてくれる「富士の湯」さん。建物だけでなく、しっかりとお庭の手入れもされているようで、外観はさながら老舗旅館のような佇まい。エントランスには随所にさりげない装飾がほどこされていて、「神は細部に宿り給う」という言葉がありますが、ほんとうにそうだなあ!としみじみ。
10分くらい外で感動させて頂いたのち、いつもどおり、わくわくしながら暖簾をくぐると、この時期に嬉しいクラシカルな傘入れが。傘を横に保管するスタイルですね。
そして!こちらの富士の湯さん、驚くべきは脱衣所の美しさ。浴室も、外観も、どこも掃除が行き届いていてとても綺麗なのですが、特筆すべきはやっぱり脱衣所。鍵のかかるロッカーは壁1面のみで、それ以外は昔ながらの脱衣かごユーザーに向けた広々としたフローリングスペース。こちらの床がもう、ピッカピカ、ピッカピカなんです。わたしにはこの床の美しさが、床に直に座って脱衣かごで〜というスタイルが昔から続いてきた何よりの証のように感じられました。
浴室も同じくお綺麗で、湯船は2つ、ジェットバス付きの広めのものと、バイブラ湯がありました。壁は柳のタイル絵で、お庭には鯉の泳ぐ姿も。風情がありますね。
おとなりの大泉学園駅の「たつの湯」さんとちょっと佇まいが似ている気がしましたが、ご近所だからかな?
銭湯の美しいタイル絵なんかを眺めうっとりしながらお湯につかっては日々のぼせています。
WEBSITEINSTAGRAMお風呂上がりは近所のしぶめの居酒屋で湯上がり一杯が鉄則です♨
普段はものをつくったりしています。