11月26日は、いい風呂の日。
いい風呂にちなんで、銭湯などではお風呂を盛り上げる企画やイベントが各所で開催されています。
給湯器やシステムバスで知られるノーリツは、11月26日(日)の“いい風呂”の日を前にした11月21日(火)、日本が誇る文化「おふろ」の魅力を広めることを目的とした記者発表会「第1回!おふろオブザイヤー2017」を墨田区『大黒湯』で開催。
当日は「東京銭湯 – TOKYO SENTO -」も含め、23のメディアが取材に来ており、銭湯やお風呂文化への関心が高まっていることを実感しました。
「お風呂は人を幸せにする」をテーマに。
第1回目の2017年は、「お風呂は人を幸せにする」をテーマに、銭湯大使・ステファニー・コロインさん(フランス出身)、ノーリツ研究開発本部の野中隆氏が登壇し、幸せになれるお湯の魅力、楽しみ方を伝えました。
まずは、ステファニーさんのトークショーからスタート。テーマは銭湯大使らしく「銭湯の魅力」について。ステファニーさんは、銭湯は「美容と健康に効果がある」とし、銭湯に行くと「辛いことがあってもその日一日を忘れることが出来る」と銭湯がストレス解消に一役買っていると語られました。
墨田区『御谷湯』は「内装が銭湯に見えない。お洒落」と絶賛する、銭湯大使・ステファニーさん。
また、ステファニーさんは「アートの面でも興味がある」と語り、「銭湯の宮造りは寺や神社と同じ造りでアートだと思う」と外国人ならではの視点で銭湯の魅力を説明。例えば、墨田区『御谷湯』は「内装が銭湯に見えない。お洒落」と絶賛。「銭湯に行った時はアートポイントに注目してみて」と楽しみ方を提案しました。
さらに「銭湯はコミュニティーとしてのポイントも沢山ある」と魅力をアピール。「子どもにマナーを教えるのに良い」として、譲り合いや挨拶など人との触れ合いで人と繋がれる点を強調。ステファニーさん自身も「銭湯に入って人と話すのが好き」と語り、銭湯は「町の情報ステーション」とも説明。初めて訪れた土地では必ず銭湯に入り、そこで地元の人と交流し、ガイドブックに無いお店などを紹介してもらっているとのこと。
「健康とコミュニティーがあるのは銭湯だけ。とっても幸せな気持ちになる」と銭湯の魅力と利用を呼びかけました。
「今年のお湯」は、若い世代の輝きを現した『光』の湯。
ノーリツの野中氏からは、「お風呂の3大効果」について説明。
1:「温熱効果」で血管拡張し、コリや疲れがとれる。
2:「水圧効果」で血行が改善され、むくみの解消に良い。
3:「浮力効果」で筋肉や関節の緊張を開放できる。リラックスできる。
また、入浴事故についての注意喚起もありました。事故を減らす対策として、シャワーで浴室を温めて脱衣場との寒暖差を減らすことや、長風呂はせずに汗をかき始めたら出るなどの注意点を説明しました。
そしてラストは、注目の「今年のお湯」がステファニーさんによる揮毫にて発表されました。「今年のお湯」は、ノーリツが約2,900人に対して行った「2017年印象に残ったニュース」についてのアンケートを基に考案し、漢字一文字で表現したものです。
ステファニーさんが一筆、一筆、丁寧に揮毫していき、現れた漢字は『光』。
『光』の選定理由は、藤井聡太四段の29連勝や秋篠宮家眞子さまのロイヤルウエディングなど、若い世代の輝きあふれるニュースが世の中を明るくしたこと、また次世代への期待を込めて考案されました。
若さと明るさを表現したミントグリーンの『光の湯』。
『光の湯』は若さと明るさを表現したミントグリーンの湯色に、香りは将棋盤の素材であるカヤの木から連想した森林系の爽やかな香りで、装飾物としてカヤの枝葉やロイヤルウエディングで話題になったモッコウバラをイメージした黄色の造花をあしらった湯となっています。
『光の湯』の足湯に浸かったステファニーさんは「やわらかいお湯」と感想。
今回、発表の場を提供した『大黒湯』の店主・新保卓也さんは「『光の湯』は色んな人の思いが入っていると思う」と語りました。ちなみに新保さんに『大黒湯』の今年の湯を伺ったところ、「挑」と答えました。2017年は営業時間を翌朝10時まで大幅に延長した『大黒湯』にとっては、まさに挑戦の年だったとのことです。
今年も様々なニュースがあった2017年。銭湯業界では『光』という明るいイメージで幕を閉じることとなりましたが、皆さまにとって2017年はどのような年だったでしょうか。
今日は11月26日、いい風呂の日。いいお風呂にゆっくり浸かりながら、振り返ってみてはいかがでしょうか。
東京都出身。墨田区「松の湯」に生息する鉄道好き。好きだった銭湯は文京区本郷「菊水湯」。最近の悩みは愛猫が懐かないこと。