2016年4月1日(金)に開催された「喜楽湯」Reオープニングイベント。たくさんのお客さんに来て頂き盛況のうちに無事終了となりました。
そして「喜楽湯」の経営もこの日から本格的にスタート。日程がエイプリルフールと言うこともあり疑惑の目を向けられることもありましたが…
…そう!嘘では無かったのです!本当に「喜楽湯」の経営が始まったのです…!
今回はイベント当日のレポートと、3月中からの準備の様子などをご紹介して行きたいと思います。
初心者から始める銭湯!3月中はドタバタと引き継ぎ!
「銭湯」経営に関しては当然わからないことだらけ。
3月中は番頭のユースケ、ケンユウを中心に色々と現場の引き継ぎ、経営の準備をしていく期間となりました。
外から見る銭湯の仕事って基本的にフロント、番台周りですよね。
他に思いつく業務としては「湯沸かし」と「掃除」くらいだろ、という感じですが…(まぁ大まかにはそうなのですが)
お湯の衛生を保つために濾過器があり、その作業を教わり…
「喜楽湯」では、最近珍しくなりつつある「薪」でお湯を沸かすのですが、細かくは温度の調整器で調整…
その後も水を足しての若干の調整をしたりと、各作業工程は銭湯に依りますが様々な業務があります。
清掃の行程も様々。フロントから脱衣所、浴場と、お客さんを迎える風呂場として最大限気を遣わなくてはならない部分です。
まだまだ書ききれない銭湯に関する業務内容ですが、それを栗田くんに1ヶ月程でフォローしてもらいながら教わって来ました。
4月から経営は引き継ぎましたが、細かいところではまだまだ栗田くんにフォローしてもらっています。
番頭のユースケ、ケンユウが栗田くんに教わっている現場で思ったことは、意外と栗田くんも怒るんだなぁというところ。
まぁ見た目のおっとりした感じの通り激しく怒るというわけではないですが、ちゃんと上長のように指導してくれるんだなぁと。
銭湯経営に浮かれたメンバーにとってはありがたいスタンスで指導してくれました。
まずはしっかりと銭湯経営。しかし新しい試みはやってみよう。
現場は番頭のユースケ、ケンユウに任せつつ経営陣は別の動きをしていました。当然のことながらまずはしっかりと銭湯経営。
同時に川口という地域を理解し集客の増加を考えなければ!ということで「喜楽湯」近隣を歩き回ってみました。
「喜楽湯」のある「川口駅」西口はニュータウン。大きなマンションがたくさんあり、潜在的なお客さんは多そうなのと、外国人の人が多いイメージ。
隣の「西川口駅」の周辺は外国人経営者の店も多く、都内から1駅出るだけでも地域性は変わってくるものだな、という印象でした。
「西川口駅」にある中華料理「麻辣串鍋」は美味しかった…。辛い薬膳の鍋に串に刺された具材を煮て食べるというスタイルの鍋。
他にも名店「たぬき」があるなど、川口周辺のグルメも良いですよ。「喜楽湯」入浴の後は是非近隣の飲み屋で一杯。
エリアは分かった!認知を掛けてみよう。
各地域にある「銭湯」ですが、地域の住民であっても意外と認知されてないのが発信力の弱い「銭湯」。
「東京銭湯 – TOKYO SENTO -」はオンライン上での認知の拡大を掛けつつもアナログな手段も用いました。
それはポスティングとチラシ配り。
まずは目黒区の「光明泉」さんが置いてるリーフレットを参考にして「喜楽湯」のリーフレットを作りました。
個人的な印象なのですがなんとなく「喜楽湯」のイメージカラーは「紫」。
それにイベントの告知チラシを挟んだ配布セットを作りました。これを使って、
① 「喜楽湯」近隣エリア、アクセスのしやすそうなエリアへのポスティング。
② 「喜楽湯」駐車場での挨拶とチラシ配り。
③ 「川口駅」前でのチラシ配り。
を行ってみました。
「喜楽湯」前での挨拶とチラシ配りは反応は上々。「川口駅」前でのチラシ配りはしんどかったですね。
何しろ「喜楽湯」のリーフレットを駅前で配っても絶対に興味無いですもん…。
なるほどなぁ…だからポケットティッシュとか興味ないけど受け取ってもらい易いものを配るのかぁ…販促ツールって奥が深いなぁ…チラシ配りの人って凄いなぁ…と、改めて思わせられる作業でした。
しかしこの作業はある程度効果があり、リーフレットを見て来てくれたお客さんがチラホラ。内観写真やサービスの内容が知れればちょっとは興味が湧きますよね!
デザインを今風に。若い人も来やすくなるように。
他にやったことと言えば
清潔感が出るように白ベースの暖簾を作ったり…
ステッカーや団扇などのグッズを作ってみました。
ステッカーはまだお披露目してないのですが団扇は脱衣所に置いてありますのでご自由にお使いください。
追々物販などもやっていこうかと思います。
といった感じで1ヶ月間バタバタと現場の引き継ぎ、経営の準備をしてきました。
次回【PART.2】ではReオープニングイベントの準備と当日の様子についてレポートします!
銭湯とデザイン。社会事業会社「Tokyosento Inc.」代表取締役とデザイン会社「DSCL Inc.」取締役を兼任しています。 現在は新しく銭湯を中心としたコミュ二ティの活性化やソーシャルデザイン領域をやっています。
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