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銭湯、お風呂に関する執筆コラムを掲載。

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お正月の銭湯を味わう!いつもとちょっぴり違う荒川区『帝国湯』の心意気

〒116-0014 東京都荒川区東日暮里3-22-3


お正月の銭湯を味わう! 新年は『帝国湯』さんへ行ってきました。


明けましておめでとうございます。
新しい年がやってきましたね。ライターのSGKasです。

去年(2017年)から銭湯巡りをしてきましたが、今年も色んな銭湯を巡って、銭湯のこともう少し深く知りたいなぁと思っております。ということで、今年のスタートは、大好きな銭湯の1つ、荒川区の帝国湯』できりたいなと思いたち、 1 月 4 日に入ってきました。

今回はお正月の銭湯レポートとして、いつもと少し違う雰囲気になっているお正月の銭湯のことをご紹介できたらと思っています。

 


もともと元旦は、火を使わない? 


さてさて、お正月というと日本古来の神事や縁起物がたくさんありますが、銭湯もまた昔から伝わる慣習があったりするようです。山の神、川の神、水の神、火の神......などなど、日本は八百万の神様がいらっしゃるので、何かとそれにまつわる慣習があります。

例えば、台所では火の神様に感謝し「かまど」を 休めるために大晦日までにおせち料理をつくって、1月1日は火を使わず過ごします。(今ではそんなこと意識する機会も少ないですが、いろんな習わしがあるんですよね。)

銭湯も水を温めるため薪を焚きつけたりするので「火」と「水」は重要な要素ですよね。

「身を清める」という意味で、大晦日は遅くまで営業し、元旦はお休みという所がほとんどのようです。1月1日に広い湯船の銭湯でお湯に浸かれたら気持ちよさそうだって思ってましたが、「新年の福」が入るように、お風呂は入らないという習わしもあるようです(もちろん元旦だからお休みという銭湯も多いと思います)。そもそも、銭湯屋さんも1月1日くらいはゆっくり休みたいですよね。

毎日大変なお仕事ですからむしろ元旦はゆっくり休まれてほしいです。

1月2日は「朝湯」などで、縁起物などを配られて営業されている銭湯もあります。
『帝国湯』さんでは朝湯でお年賀石鹸をお配りしてたみたいですよ。
(ファンとしては、お年賀石鹸ほしかったです! )

僕が足繁く通う『帝国湯』さんは、とにかく雰囲気が素晴らしい!!!!
大正時代からずっと続き、もう 100 年も経つ長い歴史をもつ銭湯なんです!!

大正 5 年に建てられた『帝国湯』は、戦災や火事をくぐり抜け 64 年前の昭和 27 年に建て替えた以外は、全体的な仕様は変えずにずっと続いてきているそうです。

門構えも最高に良い!

※通常営業の風景とオーナー(5 代目オーナー、甚五さん)の取材記事もあるので、是非こちらも見てみて下さい!

【荒川区 / 三河島駅】今日のみや風呂  大正時代から続くレトロ銭湯『帝国湯』
http://tokyosento.com/joshi-bu/8606/

【荒川区 / 三河島駅】モヒカン銭湯記『帝国湯』
http://tokyosento.com/review/631/

 


お正月らしい松や梅、鏡餅がある風景がとても良かったです!


玄関をよく見てみるとお正月ということもあり、入り口には「輪飾り」。
いつもよりなんだか身が引き締まります!

そして、暖簾をくぐると......

傘入れの棚の上に、立派な正月飾りが!!
松と梅は縁起の良い植物です。お心遣いがありがたいです。

新年、お客さんを迎えいれる体制はバッチリですね。

脱衣所の棚の上にも松や梅、ゆり、バラなどの植物が!
普段から観賞用に植物を置かれていますが、特別お正月バージョンと言った感じです!

普段はこんな感じになっています!
とにかく開放感があって、抜けのいい空間なんです!
とても素敵なので自分も盆栽とかやってみたいかも…...なんて思ってしまいます…...。

本がたくさん置いてあるので、お風呂上がりにはコーヒー牛乳などを飲みながら、読んで涼んだりもいいですよ。

普段の番台の風景はこんな感じですが、番台の上部に棚があるのがわかりますか?
以前に「この棚はどんな時使うのですか?」とお聞きしたところ、「正月に鏡餅を置くのです」と教えてくれました。だから、お正月にどうしても見たかったんです!!!

他の銭湯さんでは「招き猫」や「達磨」、テレビやラジオが置かれていたり、いろんな使われ方されているのを拝見してますが、本来の姿を見ることができて、じわっと感動。

 


そして、そしてお正月の富士山も、ちょっぴり違います!!!


立派な真ん中にそびえ立つ富士山!
お正月に見るともっと縁起良くみえますね。(ありがたいなぁ〜。 )
この富士山は、2009年に他界された早川利光氏の作品。

高温多湿で作品を残すのが難しい環境だけれども、しっかり樹脂でコーティングされ、ちゃんと残されています。

ペンキ絵は、 何回も塗り重ねていく文化なので、意識的に残そうとしないと、かつていらっしゃったペンキ絵師の作品は見れなくなってしまうのです…...。

まるでグラフティのような、もしくはヨーロ ッパの教会にあるフレスコ画のような、表面の絵の下には何層にも重なった絵があるのです。壁には歴史あり。そう考えると、とてもとてもありがたい神秘的な富士山なのです。

シルエット、色調、風合い、すべて完璧な富士山です。僕はこの富士山を初めて見てから銭湯にハマったと言っても過言じゃない!!!!

そして、そしてお正月の富士山はちょっぴり違います!!!

見えますか?

富士山の頂に輪飾りを!!!!
これが見たかった!!!!
これなんですよ!!!!
これが下町の銭湯の素晴らしさ!!!
粋だぁぁぁぁぁ!!!!

熱くてなってすみません(笑)。お湯も熱くて有名な『帝国湯』さんですが、このときはちょうどいい湯加減で、長々と富士山を眺めながら浸かっておりました。寒さで冷え切った体もぽかぽかでした。
お風呂から出てかわいい犬を見つけてほっこり。

銭湯の心意気。
輪飾り付きの早川利光氏のペンキ絵富士山。
清々しい気分で、新年を迎えることができました。

お正月の銭湯『帝国湯』さんを堪能したら、今年も色々がんばろう!と思えることができました。

 


ここも良かった! お正月におすすめの銭湯アンケート


皆さま、新年初風呂はどこに行かれましたか?(どこに行かれますか?)

ご近所の銭湯、イベントを開催している銭湯、宮造りの歴史のある銭湯、リニューアルされたスタイリッシュな銭湯、色んな楽しみ方がありますよね。

そこで、新年初風呂で行ってみて良かった銭湯のアンケート募集したいと思います。

この銭湯は良かった!!というものがありましたら、「銭湯名」と「良かった理由」を書いて、下記よりメッセージを送って頂ければ幸いです(^^

【メッセージはこちらから送信をお願いします。】

(内容によっては「東京銭湯 - TOKYO SENTO -」の公式Twitterでご紹介するかも?)

今年も一年、良いお風呂から。

AUTHOR

杉本 克哉

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